今回は第19戦アメリカGPの決勝レース分析をしていく。

レース全体としてはオープニングラップでシャルル・ルクレールがトップに立つと、安定したレースペースで勝利を掴み取った。

カルロス・サインツはスタートで3番手にポジションを上げると、2番手のマックス・フェルスタッペンより早めにピットインし2ストップ作戦かと思われたが、周回を重ねてもタイムの落ち幅は少なく1ストップ作戦を成功させた。

またマックス・フェルスタッペンとランド・ノリスは終盤に熱いバトルをし、その結果ノリスに5秒ペナルティが科されポジションは入れ替わったが戦い自体はクリーンかと思われたがルールに問題があると感じた。
またTern12はグラベルなどにすれば多くのドライバーがコース外から抜いてペナルティを受けたがそれが明確にわかりやすくなると感じた。



そしてレース全体として印象的だったのはフェラーリの勝利もあるがタイヤの劣化がスプリントに比べて少なかったことだ。
スプリントでの路面温度はスタート時で38℃、決勝レースではそれを上回る47℃であった。
通常路面温度は高いほどデグラデーションなどに苦しむ傾向にあり、確かに決勝の第1スティント中盤からはドライバーから左フロントタイヤに苦しむ様子が伺えた。
しかし21周目にオスカー・ピアストリがタイヤのデグラデーションが消えたと無線で報告している様に予想より早くタイヤのデグラデーションが取れた結果となり、1ストップ作戦を可能性にしたと考えられる。
またスプリントより再舗装された路面に対してのトラックエボリューションの効果が現れた可能性もある。


その結果マクラーレン勢は終盤のピットに入る直前でペースが上がっており以外にもスティントを伸ばした結果、他との差を縮められた。



また今回のグランプリでコンストラクターズポイントランキングは6位のRBが7位に陥落、その代わりにハースが6位の座を手にした。
そして2位のレッドブルと3位のフェラーリの差が8ポイント差まで縮まりここの順位の変化もセルジオ・ペレスの不調を考慮すると時間の問題な様である。



ドライバーランキングの方は1位のマックス・フェルスタッペンが2位のランド・ノリスに対し57ポイント差と今回で5ポイント差を広げ、ノリスのチャンピオンは厳しさが見えてきた。

また今季初出走となったRBのリアム・ローソンは最後尾からスタートながら好ペースを維持し9位入賞を果たし、ポイントランキングでは20位となった。