今回は9月15日、現地時間15:00から行われるアゼルバイジャンGP決勝の戦略予想をする。
まずは今週のバクーの傾向としては路面が汚れており、フロントへの熱入れが難しく、ロングランではグレイニングが確認されていた。
そのことから今まではソフトを使う者も居たが今年はデグラデーションなども考慮してミディアムからハードが基本となりそうだ。
またリバースストラテジーを採用するとアンダーカットが強くなると見られるが通常ではアンダーカットはあまり強力では無い予想だ。
そして主流は1ストップになるだろうが金曜日には多少のグレイニングが確認されていたとの報告もあることから中段勢の一部などは2ステップを採用する可能性もある。


ロングランは土曜日は基本どのチームも赤旗の影響で実施出来なかった為、セッティングを変えたデータは解らないが各チームダウンフォースを増やす警告が予選のトップスピードで読み取れた為かなりタイヤへの劣化へ警戒しているようだ。

ピットロスタイムは通常時が20.5秒でありSC、VSC時は11秒となっている。
2016年から23年までのSC確率57%、VSC率29%、赤旗率29%とフリー走行からもわかる様に1つの判断ミスが大きな事故を招く。
また雨の可能性は天気予報では無い見込みだがこの時期のバクーは徐々に雨が増える時期であり、その兆候は金、土曜日でも見られ小雨が降る可能性はないことはないだろう。

予選からの現在判明している分のスターティンググリッド変更は以下の通りだ。
・周冠宇 20グリッド降格(規定数を超える3機目のES、CEをFP3で投入)
・ピエール・ガスリー 予選失格(Q2セッション中の瞬間燃料質量流量制限を超えた為)
よって周冠宇は19番グリッドから、ピエール・ガスリーは20番グリッドから決勝を迎える。

決勝ではまずスタートで何事も起きずに1周目を終えられるか、そしてタイヤが何処まで持つのかには注目したい。
そしてDRSゾーンが100m延長された為オーバーテイクは増える見込みなので12番手からの角田裕毅にもポイント獲得に向けて頑張ってもらいたい。
また上位勢ではセルジオ・ペレスが4番手とレッドブル勢の中ではポイントが狙える位置からのスタートであり、特にレッドブル、マクラーレン、フェラーリがダウンフォースを予選では増していたのでタイヤへの影響を考慮した可能性が高い。
タイヤの劣化が何処まで決勝で差を生むかがレースへの勝利への分岐点となるだろう。

