モンツァ・サーキットは、イタリア北部の都市モンツァにあるF1イタリアGPが行われるサーキットである




設立は1922年と古く、ミラノのオートモービル・クラブによって僅か100日で建設され、現存するサーキットとしてはブルックランズ、インディアナポリスに続いて世界で3番目に長い歴史を持つ


F1グランプリの開催数はシルバーストンやスパ・フランコルシャンを上回り、今年で74回目を迎える



開業当時は5.5kmのロードコースと21度バンクの2つのコーナーを含む4.5kmの高速オーバルを組み合わせた全長10kmものロングコースであったが、超高速故に死亡事故が多発


幾度ものコース改修を経て、現在は4本のストレートをコーナーでつないだ5.793kmのシンプルなレイアウトに落ち着いた



ラップタイムの77%、全長の80%がエンジン全開となるF1カレンダー最速のサーキットである


パワーセンシティビティ、つまりエンジンパワーがラップタイムに与える影響もF1随一であり、これはロングストレートの存在も去る事ながら、それに至る起点が低速コーナーであるため加速時のパワーが要求されるため、同時にメカニカルグリップの重要性が高い事を意味する


モンツァではスリップストリームの効果が非常に高く、予選での戦略に影響を与える事が多く、2019年にはそれ故に滑稽な事件が起きたこともある



典型的なストップ・アンド・ゴー・サーキットであり地形も平坦であるため、チームは専用のリアウイングを始めとして、ダウンフォースを極限まで削ったモンツァ仕様の特別なエアロパッケージを持ち込む



タイムアップの鍵はシケインにあり可能な限り速度を落とさず、コーナー出口で確実にトラクションをかけて走り抜く必要がある


そのためには縁石を上手く使う事が重要で、セットアップにおいて縁石の上でのクルマの安定性を追求する事が鍵となる


しかしモンツァのコーナー出口側の縁石はトラクションがかかりにくくバンピーであるため、全く縁石を使わずに走る事も一つの攻略法となっている



なおターマックの色が薄く、公園という立地故に木陰が多く存在する事もあり、路面温度は比較的低めとなるが今年はコース改修が行われ新しいアスファルトは黒く、高温が予想されている



ロングストレートとハードブレーキングの繰り返しとなるため、使用率は低いものの、ブレーキへの負荷は非常に大きい



またストレート区間が長いが故にオーバーテイクが困難でありTern1が最大のパッシングポイントとなるだろう



タイヤコンパウンドは1番柔らかいコンパウンド選択のC5ソフト、C4ミディアム、C3ハードとなっている

タイヤにおいてはロングストレートで冷やされその後一気にハードブレーキのポイントがあるなど温度管理が非常に予選、決勝共に重要になるだろう



今年はコースが近代化の為に大幅に改修され、特にTern1やアスファルトの再舗装などコース上などの変更やピットビルも新築され新しいモンツァになっている


特にTern1はコース幅が衛生写真では拡がっていることが確認されている為パッシングにどう影響するか楽しみである