「Red Bull」

レッドブルは予選ではフェルスタッペン、ペレスがTern9で飛び出しペレスはグラベルにハマりそのまま予選を終えた


フェルスタッペンはグラベルは脱出するもフロアに多大なダメージを負い思うような予選にはならなかった


決勝ではフェルスタッペンは序盤では苦しむものの、最終スティントではチームがハードをチョイスしこれが大成功でポジションを上げ2位でフィニッシュを飾った


ペレスはインターミディエイトに変えるタイミングをミスしポジションを上げられず終えた


ペレスは今後の契約に関する問題など色々な噂があり夏休みまでに自分の力を示さなければ厳しいものが待っているだろう


「Mercedes」

メルセデスは今週パフォーマンスが非常に良く予選では1-2、フロントロー独占を飾った


決勝ではチームプレーでノリスをブロックするもラッセルが冷却系のトラブルで34周目にリタイアしてしまった


その後天候が目まぐるしく変化する中ハミルトンはソフトにタイヤを交換し2番手のノリスを引き離し、最後はフェルスタッペンに迫られるも久々の勝利を手にした


ここ3連戦メルセデスの復活は本物であり次戦のハンガリーも低速が多く得意サーキットで強いパフォーマンスが期待される


「Ferrari」

フェラーリは今週も高速コーナーでのポーパシングに苦しみ、アップデートスペックもイモラのに戻してしまった


ルクレールは予選ではソフトが上手く機能せず11番手に止まり、決勝ではスタート直後にポジションを上げるもインターへの交換のタイミングを見誤りポジションを落とした


サインツは順当にレースを進めるも上位勢との差が開きつつあり厳しい週末となった


フェラーリはアップデートの失敗から早々に立ち直る必要がありコンストラクターズの方もマクラーレンに迫られつつありきつい状況だ


「McLaren」

マクラーレンは今週ダウンホースを多めに他のチームよりつけ雨対策のセッティングで望んだ


その効果が見られ雨の中でも速い車ではあったが決勝では残念な戦略ミスなどマクラーレンらしからぬ所でポジションを落とした


インターに交換するタイミングではメルセデスがダブルスタックしたのに対しピアストリは一周遅れてピットに入りかなりのタイムをロスした


またインターからスリックに変えるタイミングでもノリスがピットで止まりきれず停車位置を大幅にずれ時間を要した


マクラーレンは本来なら終盤2台でハミルトンを終えたかもしれないだけに残念な結果であるがパフォーマンスが良かったのはせめてもの救いだった


「Aston Martin」

アストンマーティンは久々にQ3進出をきめ、レースではポイント獲得に至った


レースペースもアロンソはサインツに次ぐスピードを誇ったが予選の一発のタイムはヒュルケンベルグに負けるなど一発のタイムだけは課題の残る結果となった


全体的にはサーキットによって得意不得意が激しいマシンであり、今週の速さがフロントウィングのアップデートによるものなら次戦も明るい見通しになりそうだ


「Alpine」

アルピーヌはここ4戦はポイント争いに絡むだけのペースがあったが今週は全くといって良いほど良いところがなかった


ガスリーは事前に規定数以上の新規PUを投入することが決定しており最後尾からのスタートは決定的だったが、フォーメーションラップ中にギアボックスのトラブルに見舞われ棄権となった


オコンもレースペースが悪くポジションを大きく上げることは叶わなかった


チーム自身もわからない急激にここ数戦は調子が良くなりそれが今週は現れず、調子が良かった原因を見つけることが速さを取り戻す秘訣だろう


「Williams」

ウィリアムズは今週末のホームグランプリでかなり調子がここ数戦の中では良かった


サージェントは今季最高グリッドの12番手を獲得し決勝でも11位でフィニッシュとポイントまで惜しかった


アルボンはQ3に進出し、スタート直後にはコースアウトしたヒュルケンベルグの煽りを受け接触もありポジションを落とすも最後は角田をオーバーテイクし9位でフィニッシュした


レースペースがあり、予選でも上手くいき最高のホームグランプリを迎えられたがここからの2戦での戦いの結果が重要になるだろう


「VCARB」

VCARBはリカルドが今週やや調子を崩し、その一方角田は満足のいく走りができた


角田は予選ではQ2止まりも決勝では安定性のある走りでコンディションに順応し、ルクレールが勝手にポジションを落としてくれたお陰でポイント獲得に至った


パフォーマンス的には以前のグレードとスペインスペックの物のハイブリッドの為落ちてはいるが、徐々にパフォーマンスが戻りつつあるのは良い兆候だ


「Sauber」

ザウバーは今週酷いパフォーマンスだった


予選でのポジションもそうだが決勝ではインタに履き替えるタイミングまで周はタイヤが保たず交換を強いられた


ザウバーのパフォーマンスは未だ唯一の0ポイントなだけに根本的な体制からの改革が必要な状況にみえる


「Haas」

ハースは今週アップデートが上手くいきヒュルケンベルグが特に躍動していた


予選では6番手を獲得し決勝ではそのポジションを維持しフィニッシュを迎えた


この大量ポイントでコンストラクターズはVCARBに対し4ポイントと迫り、小松体制になってからの進化が凄まじい