予選からのスターティンググリッドの変更はペレスは前戦カナダGPで危険な状態にも関わらず走行を続けたとして3グリッド降格ペナルティ


そしてサージェントはQ1にてストロールのアタックを妨害したとして3グリッド降格ペナルティ


そしてレーススタート直前にはアルボンはFIA技術代表の承認なしにPUコンポーネントを交換をしたため、ピットレーンからのスタートとなった


66周の決勝レースではスタートでポールポジションのノリスが遅れフェルスタッペンを抑えるべく芝生ギリギリまで幅寄せをした

その隙に4番手からスタートしたラッセルがトップに立ち、ノリスは3番手までポジションを落とした


しかし3周目にはフェルスタッペンがラッセルにTern1で並びTern2でオーバーテイクを決めトップに立った


7周目にはフェラーリのチーム内バトルが勃発しサインツがルクレールをTern1で接触しながらオーバーテイクした

この際の接触でルクレールは左フロントウィングを損傷しレース後にはサインツを非難する発言がみられた


またサインツの方も接触後コース外に弾かれその行動がゲインを得たのではないかと審議されたがお咎めなしとなった


そして16周目にラッセルがピットインし左ホイールの装着に時間を要し、ノリスにとっては絶好のオーバーカットの機会だがノリス自身はフェルスタッペンを追う事を優先した


そして19周目にはサインツがハミルトンをTern1で接触しながらもオーバーテイクを決めた


24周目にはフェルスタッペンを意識してロングスティントを実行していたノリスがタイヤ交換を行うもサインツの後方に出る形となった


そしてノリスは27周目にはサインツ、32周目にはハミルトン、35周目にはラッセルとの熱い戦いの末オーバーテイクし追い上げを見せた


45周目にはトップのフェルスタッペンがピットインしノリスも48周目にピットを終え残すはソフトでのコース上での勝負となった


52周目にはハードでペースの上がらないラッセルをソフトタイヤのハミルトンがオーバーテイクしこれでハミルトンは昨年のメキシコ以来の表彰台を獲得した


そしてレース終盤のフェルスタッペン対ノリスの戦いは当初5秒以上の開きがあったにも関わらず最終的には2秒後方まで迫る追い上げをノリスが見せた


しかしノリスの追い上げに負けじとペースを上げたフェルスタッペンが初勝利の地で通算61勝目を挙げた


ノリスは惜しくも2位留まりとなりスタートのミスが悔やまれる結果になった


レースとしては全体的にオーバーテイクの数が多く、またノリスが保守的な作戦ではなく本来のF1らしいリスクを負ってでも勝利を目指す姿はこれからのレースに期待を持たせてくれた