カタロニア・サーキットは、スペインのカタルーニャ州の州都 バルセロナから北部に25kmのムンマローに存在し正式名称は、シルクイート・デ・ バルセロナ・カタルーニャである
ウインターテストやインシーズンテストの開催地でもあるため、F1関係者にとっては馴染み深いコースである
その為、各チーム豊富なデータを所持している
またテクニカルなサーキットレイアウトからシーズン中にどれだけ開発が進んでいるかを見極めるのに最適なグランプリとなる
コースレイアウトは、高速・中速・低速とコーナーの種類と速度域がバラエティに富んでおり、なおかつロングストレートと30mの高低差を持ち合わせる
高速のSector1と2、特にTern3、9の高速コーナーではエアログリップが重要で、チームはミディアム、又はハイダウンフォース仕様のパッケージを持ち込むだろう
低速コーナーのほとんどは左コーナーであり、対照的に右コーナーのほとんどは高速となるため、左タイヤの消耗が早く、逆に右タイヤには熱が入りにくい
2007年以降、全16コーナー、全長4675mのレイアウトが採用されてきたが、2023年からは最終セクションのシケイン(旧Tern14、15)が撤去され、2006年以前のレイアウトに戻された
そして気候的な面で見れば海に近いという立地上の問題から不安定な風向きからの風がドライバー達を襲い、フリー走行においてもマシンバランスを見極めるのは難しく予選でも翻弄される
ここ数戦特殊サーキットが続いていたF1サーカスは再びヨーロッパラウンドに戻りレッドブル、マクラーレン、フェラーリ、メルセデスの4チームの勢力構図がようやく分かる
そして中段勢以降も変化があるのかに注目だ