「Red Bull」

レッドブルは今週事前の予想通り縁石に苦戦を強いられた


しかし縁石を使わずにフェルスタッペンは上手く走り予選ではポールポジションのラッセルと同タイムをマークした

そして決勝でも小さなミスはありつつも大きなミスはなくピットタイミングもベストなタイミングで決め、その後はポジションを守りいつものフェルスタッペンがいた


一方のチームメイトペレスは精細を欠き、予選ではQ1敗退、決勝では単独スピンを喫しリアウィングを壊しリタイアとなった


契約延長をしただけにペレスにはもう少し頑張ってもらわなければコンストラクターズの方が厳しくなってくる


「Mercedes」

メルセデスは特殊サーキットで強く今週も力強い走りでラッセルは22年フランス以来のポールポジションを獲得した

決勝ではミスで順位を落とし終盤にはピアストリ、ハミルトンを交わしなんとか3位表彰台を獲得した


またハミルトンは予選こそ精細を欠いたが決勝では4位フィニッシュとなり天候の荒れた中流石の走りを見せた


次のバルセロナでのパフォーマンスがメルセデスのここまでのアップデートの評価、今後のポジションがよくわかるポイントになるだろう


「Ferrari」

フェラーリは全く冴えない週末となった


予選では21年雨のベルギー以来の悲劇の2台Q2敗退なり決勝も2台揃ってリタイアとなった


またルクレールはスタートからPUの問題を抱え、チームメイトからストレートスピードが10km/hも遅れながらの走りとなった


またサインツは単独でスピンをしアルボンを巻き添えにしながらのリタイアとなった


温度の低い際のタイヤへのレンジに入れるのが難しいフェラーリのマシン、今後この課題が牙を向くことがあるのか注目だ


「McLaren」

マクラーレンは2人のドライバーの安定性が凄い


予選ではセカンドローを独占し、決勝ではノリスがあと1周早くピットインしていれば…という結果になった


またピアストリはTern13でラッセルと接触して以降のペースが悪くダメージの影響があったのかもしれない


「Aston Martin」 

アストンマーティンは久々に2台揃ってのQ3進出、ポイント獲得となった


特にアロンソは安定した走りでアベレージギャップでもTOP5に次ぐものだった


ストロールも母国でポイントを獲得し今週はアストンマーティンとしては上出来の週末となった


「Alpine」

アルピーヌは予選では苦戦しながらも決勝では多くの車がスピンやリタイアをする中、安定した走りでポイント獲得に繋げた


ガスリーは1周目のTern2でペレスと接触するも特に問題はなかったようでいい走りをしていた


オコンはスタート直前にパワーバッテリー関連に問題を抱えるも問題なくスタートできた


「Williams」

ウィリアムズは2台揃ってリタイアと悲惨な結果になった


予選の良かったサージェントはまずはTern6でオーバーシュートしフロントウィングとクッションを若干当てた

そしてその後スピンを喫しSCを導入させ、自身はリタイアとなった


アルボンはサインツのスピンを避けれずリタイアとなりポイント獲得が可能なポジションだっただけに勿体無いこととなった


「VCARB」

VCARBはチームに対して疑問の残るレースとなった


スタートではまたもや2人とも失敗をしクラッチに入るまでにかなりの時間を要しポジションを下げた

またリカルドはフォルススタートをしたとして5秒のペナルティを科された


そしてレースは終盤にチームメイト同士が並ぶポジションでチームは戦うことを許可し角田はその後単独スピンをし大きく順位を落とした


ウェットパッチを拾ってはならないシビアな状況でポイントを2台で獲得できるあのポジションではホールドを指示していたらまた違った結果になりそうだ


「Sauber」

ザウバーは予選では全く良くなく、決勝ではリアウィングの調整をしピットからスタートするもポイントまでは遠いレースだった


ここ数戦はポイントに全く絡めてないザウバー、そして今週2回の赤旗の原因となった周はパドック内での評価は決して良くないはずだ


来年へのシートが未確定なだけに結果が2人のドライバーには求められる


「Haas」

ハースはスタートでウェットを唯一選択しその結果スタート直後には大幅なポジションアップに繋げた


しかしインターに変えるタイミングでマグヌッセンはタイヤが用意されずポジションを落とした


またポジションを落としてからは両者トレインの中に捕まり順位回復が出来なかった


しかしハースは不利な状況においても戦略を巧みに使いもう少し車が全体的に良くなればポイントが取りやすくなるだろう