「予選」
予選では1ラップをまとめるのがとても難しいように見受けられた
Q1ではラッセル、フェラーリ勢はミディアムでコースインしラッセルはスクラブのみで終えた
一方のフェラーリはミディアムでも良いタイムを残し好調さをアピールした
またサージェントがTern6で、アルボンがTern18、アロンソがタンブレロシケインの出口でコースアウトするシーンもあった
結果としてはボッタス、周、マグヌッセン、アロンソ、サージェントがQ1敗退となりアロンソはFP3から調子に上手く乗れていないようだ
結果としてはペレス、オコン、ストロール、アルボン、ガスリーがQ2敗退となった
またRBは母国で22年シンガポールGP以来の2台揃ってQ3進出となった
Q3ではフェラーリが上手くラップをまとめきれずにルクレールが4番手、サインツが5番手止まりとティフォシにとってはがっかりな予選だった
フェルスタッペンは昨日までの不調が嘘かのようにポールポジションを獲得しアイルトン・セナの持つ8回連続ポールポジション記録に並んだ
フェルスタッペンにとってラッキーだったのはSector1でヒュルケンベルグのトウを得られたことと、ピアストリがTern17〜18にかけて若干のミスをしてくれたことだろう
またノリス、ピアストリも僅差の最終ラップであり予選での争いは激しさを増していることは間違いない
セッション終了後ピアストリは、予選Q1においてマグヌッセンを妨害したため3グリッド降格ペナルティを科された
「決勝」
決勝レーススタート前にはアロンソがパルクフェルメ下の中サスペンションセットアップの変更を行なったとして決勝はピットレーンからのスタートとなった
63周の決勝レースではフェルスタッペンがスタートを上手く決めノリスを離し、一方VCARBの2台はスタートに失敗しポジションを落とした
レースはその後混乱なくフェルスタッペンがノリスを早々にDRS圏外に出しその後方ではサインツとピアストリの争いが起きた
その後アルボンが9周目にピットに入るとタイヤ交換を行うも右フロントの装着に失敗しそのままピットに戻る羽目となり断トツの最下位となった
またアルボンはアンセーフリリースによるペナルティ、10秒ペナルティを科された
そして13周目に角田がヒュルケンベルグに対しアンダーカットを仕掛け、その翌周にはヒュルケンベルグも反応するもアンダーカットに成功し角田は9位に浮上した
そして18周目にはペレスがTern17で、ハミルトンは28周目にアクエミネラーラてグラベルに飛び出した
そして38周目にようやくペレスとストロールはピットインしその後両者はオフセットを活かす形でオーバーテイクを重ねポイント圏内まで復帰した
48周目にはノリスを追撃していたルクレールがTern17をコーナーカットしノリスにとってはラッキーな結果となった
そしてハードスティントに入ってからタイヤに文句を言っていたフェルスタッペンにノリスが徐々に追いつき始めた
そして最終ラップには0.7秒差まで近づくもDRS圏内には入れずノリスは2位でレースを終えた
結果としてはフェルスタッペンがイモラサーキット3年連続の勝利を飾った
またフェラーリとしてはルクレールが3位表彰台となったことにより06年以来の表彰台獲得となった
そして母国VCARBは角田が10位入賞と貴重な1ポイントを獲得し、踏んだり蹴ったりのアルボンは終盤にリタイアという結果になった
今週調子の良くなかったレッドブルのフェルスタッペンがポールからスタートし最後にはノリスと僅差の争いとなる終盤まで目の離せない面白いレース展開だった