「Red Bull」
レッドブルは今週タイヤコンパウンドによってパフォーマンスの偏りが酷かった
ミディアムでは一発のタイム、ロングラン共に好調であったのはスプリント、スプリント予選からわかるが、決勝、予選、スプリント予選SQ3ではかなり苦戦を強いられた
特に路面温度が低くなりつつある時にはなかなかタイヤ本来のパフォーマンスを出せずにいた
決勝ではフェルスタッペンがTern15でボラードと接触しその際にフロアに穴を空けタイムを大きく失った
その結果その後に出たSCにてノリスに先行を許し、またそこからはノリスに離される一方となった
レッドブルはマイアミGP前にエイドリアン・ニューウェイの離脱が発表されエアロ面でのアップデートへの心配があるがシーズン後半でどのようになるか楽しみだ
「Mercedes」
メルセデスは今週も自身の車を理解できないままの戦いとなった
今週フロア、フロントサスペンションのアップデートを投入も思ったような成果はなくペース面ではRBに迫られるほどだった
メルセデスは一刻も早く自らの車の作動レンジを把握することが先決であり車への理解を深めることができないと厳しい戦いは続きそうだ
「Ferrari」
フェラーリは今週HPがタイトルスポンサーになりブルーのマシンカラーでマイアミGPを挑んだ
今週はルクレールがスプリント予選、予選共に2番手につけ好調だった
しかしサインツは決勝ではチームメイトルクレールがペースの上がらない中後塵を拝す形のレースとなりピアストリとの対決でもフラストレーションを溜め結果的には接触してしまった
ピアストリの接触によりサインツは10秒ペナルティが科されレース終了後1つ順位を失った
今週はパフォーマンスの良かったフェラーリだか運が少しなく優勝を逃したがチャンスはかなりありそうだ
「McLaren」
マクラーレンはここ数戦で最高の週末となった
スプリントセッションの有る週末にも関わらず大量アップデートを投入しノリスには全て、ピアストリには半分の新品パーツを投入した
その成果もありノリスはレッドブル、フェラーリと殆ど差のないラップを刻みSCの運もありデビューから110戦目にして初優勝を飾った
またマクラーレンとしても21年イタリアGPのリカルドの勝利以来となり最高の週末となった
マクラーレンの昨年からの進化は驚異的なものでありここからのヨーロッパラウンドが楽しみだ
「Aston Martin」
アストンマーティンはパフォーマンスがなかなか最近は下降気味のチームだ
アロンソでさえもQ2敗退となり決勝では流石の速さとピット戦略でポイント圏内まで戻ってきたもののかなり上位チームからは遅れをとっていた
またストロールもパフォーマンスがなかなか好転せずにアルボンをオーバーテイクした際に10秒ペナルティを受けてしまった
今年になってからはかなり厳しいアストンマーティンではあるが元々の速さは去年の序盤で見せているのでいかにここから軌道修正できるかが鍵になる
「Alpine」
アルピーヌは今週末遂にオコンがシーズン初ポイント獲得し明るい兆しが見え始めた
今週末にはほぼ最低重量付近まで近ずいているとさ、その中レースに挑みスプリント、決勝ともに申し分のないレースペースを見せた
今後はマシンへの理解度を深めタイムを向上させていければ更なるポイント獲得が見込目そうだ
「Williams」
ウィリアムズは相変わらずの直線番長ぷりを発揮しSector1ではダウンホース不足に悩まされ大きくタイムロスしていた
また今までは他チームより圧倒していたストレートスピードも他のチームとは2〜3km/h程の違いと殆ど違いがなくなりつつある
ウィリアムズは一刻も速くコース順応度の高い車を作ることが去年までの勢いを盛り返す鍵になるかもしれない
「RB」
RBは中国では2台揃ってリタイアとなったが今週はスプリントではリカルドが4位、角田が8位、決勝では角田が7位フィニッシュと大量ポイント獲得に繋げた
またRBは今週上位チームのアストンマーティン、メルセデスを超えるパフォーマンスを見せ特にタイヤマネジメントの面では抜きん出ていた
元々RB19をベースにしている車だけに車へのオフィシャルセットアップが上手くいくととても良い結果に導けるようなので理解を深めるごとに速さが増しそうだ
「Sauber」
ザウバーはようやくピットの問題が解決し始めるも車のレースペースの方は全く振るわなかった
中国GP後には来年度からヒュルケンベルグの加入が発表され必ず周、又はボッタスは解雇されることが決定であり今後はパフォーマンスの向上もだがドライバーはそれ以上の力を示す必要がある
「Haas」
ハースは今週末はホームグランプリでありながらあまり見栄えの良いレースができなかった
マグヌッセンは今週末多くのペナルティを受けとても危険ない危ない作戦がハースにはあり今1番前後にいて欲しくないチームであろう
またヒュルケンベルグも決勝ではブロックをかなり派手にするなど予選ではいい時があるもののレースとなると苦しいのが現状のハースのパフォーマンスだろう