「Red Bull」

レッドブルは今週金曜日ではダウンフォースをより生成するリアウィングと低ダウンフォース用を比べ土曜日には前者のものを使用した


結果インターコンディションだった予選では両者よいパフォーマンスを発揮したが決勝ではイマイチストレートで伸び不足を感じさせた


フェルスタッペンはDRSトレインの中に捕まり終盤は何もできず、ペレスはタイヤオフセットの違う者達に簡単に抜かれ続けポジションを落とした


レッドブルは遂にマクラーレンとの差が42ポイントと1レースで追いつける差になり今後はペレスにと継続的に5位には居てもらいたい所だ


「Mercedes」

メルセデスは雨の予選でこそアタックのタイミングがよくなかったがドライで路面温度が40℃近い決勝では予想外のパフォーマンスを発揮した


前半はスタートでペレスを上手く交わしたハミルトンがレースを引っ張り後半はラッセルがハードタイヤを最後まで引っ張り1ストップを成功させた


しかしレース後にラッセルは規定車両重量より1.5kg軽く失格となり、ハミルトンが勝利を手にした


ラッセルの件はスパがレース後にタイヤカスを拾う為の周回がなくピットを逆走するという珍しいこと、また事前に考慮されていた作戦ではない為余分に燃料を積まなかったことが原因として考えられる


しかし車が良くなっている事は事実でライドハイトも他の車より低く、上位で戦える車になっている事は確かだ


「Ferrari」

フェラーリは予選ではルクレールがポールポジションを獲得したが決勝ではあっさりハミルトンに交わされそこから付いていけなかった


終盤にはフェルスタッペンやノリスにも追いつかれたルクレールだがペース自体に遜色はなくそのままポジションをキープし表彰台を獲得した


フェラーリは今週はバウンシングの問題があまり見られなかったがこれがアップデートの成果かは微妙な所だ

またサインツの1ストップまがいの作戦は途中でタイヤが減り過ぎて重量違反になることを恐れてなのかもうなのか…


「McLaren」

マクラーレンは予選ではアタックのタイミングが上手くいかなかったが決勝では安定した走りを見せた


両者いい走りをしていたがノリスはスタートでTern1でグラベルに車体を半分落としトラクションがかからずポジションを大きく後退させたのが痛かった


マクラーレンの車は予選がそこそこでもレースペースが2台ともとてもよくそれはフリー走行から見られていたので後半戦も対レッドブル、フェルスタッペン相手にどこまで戦えるか楽しみだ


「Aston Martin」

アストンマーティンは雨の予選では良かったが晴れた土曜日の高温の路面温度には全く歯が立たなかった


2台とも1ストップ作戦を実施し一定のペースでは走れてはいたものの他チームと比べると7、8番目のチームだった


アストンマーティンは天候に良く左右される車であり安定したパフォーマンスが出せておらず、アップデートも大きな成果は得られておず夏休み明けも暗い戦いが続きそうだ


「Alpine」

アルピーヌは2年連続でベルギーでチーム代表が変わること発表し肝心の車は超低ダウンフォースのセッティングを持ち込んだ


特にオコンの車はストレートで驚くべき速さを見せ去年までのストレートエンドでSOCが切れる車とは全く違った


そしてオコンは最終ラップ、ケメルストレートでリカルドを交わし2ポイントを獲得した


車自体は開幕から比べると格段に成長しているがハンガリーを見てもわかるようにハマらないサーキットでは全く機能してないので後半戦のハイダウンフォースサーキットでは心配が残る


「Williams」

ウィリアムズは今週Sector2でのタイムの失い方が大きく車自体、特にフロアの生成するダウンフォースが不足していることを感じさせた


そしてレースではタイヤが早々に死んでしまい路面温度の高い中では全く機能しなかった


来年はサインツの加入も週明けに発表されて来年に向けてももう少し夏休み明けは去年の終盤のような戦いをしたい所だ


「VCARB」

VCARBは角田に全新規PUコンポーネントを装着させ60グリッドペナルティとなった


リカルドは予選でこそQ2敗退となったが決勝では中段勢で1番良いレースペースで走行し貴重な1ポイントを獲得した


角田は第1スティントのペースが非常に悪く、レース終了後に無線での会話でも何かしらブレーキが何かにトラブルを抱えてたようだった


VCARBは6番目の車のことが多く特にレースでは一定の速さがあるので後半戦はここからどこまで上位に詰め寄れるかが来年に向けて重要になりそうだ


「Sauber」

ザウバーは周が予選でフェルスタッペンを妨害し3グリッド降格ペナルティを受けた


車自体は相変わらずのポイントまでが見えない車でレースでは周はトラブルでリタイアとなった


アウディとの提携に向けては暗闇しかなく26年からも車の根本は変わらなそうなので思い切った舵取りが後半は重要になる


「Haas」

ハースは得意なサーキットとの予測が週末前までは多かったがいざ始まってみるとSector2が酷過ぎた


レースペースも非常に悪く車自体が生成するダウンフォースが欠場しているように感じ、そこに無理矢理低ダウンフォースのウィングを付けバランスが悪くなっているようにとられた


殆どSector2の差が重要なスパでは少し持ち込みセッティングを外した感が否めないがいい走りをしたレースもあったので後半は安定して毎レースポイント圏内前後に居れば自然とポイントを多く獲得できるだろう