にんにんにん | y氏のy談

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y氏によるy談

そしてこんな時間に起きてしまう。

僕は起きてすぐ時計を見た。

ついてねぇなと思った。

こんな日のこんな時間に起きるなんて。


毎年秋は僕を果てのない乾燥地帯に連れていく。

それは心の話であり気持ちの問題であって、つまりはメタファーの世界だ。

今まで経験したことや後悔したこと。

もしかしてあの時、僕がもう一歩踏み出していれば。

その勇気が少しでもあれば。

そんなノスタルジックでセンチメンタルで気持ちの悪いことばかり考えるくだらない詩人家になるんだ。


現在の出来事よりも過去や未来のことが、僕の心の狭い容量を占めていく。

しかし、それも歳を重ねる度に少なくなって短くなってその気持ちすら忘れてしまっていく、その過程に僕は今自分の立ち位置を認めた。

でもこの二日間、懐かしい気持ちになって、時の流れの早さに焦って、でもそれを感じることすら出来ていなかった自分に腹がたって、またそのいわゆるノスタルジックでセンチメンタルな気持ちになっているんだ。

この期間はしばらく色々と考えてしまう。

だからブログの更新頻度も上がる。

ブログなんて書きたい時に書けばいいし、書きたくない時は書かなければいい。

文字にしたいから。

残したいから。

でもそんな気持ちもいつの間にか忘れてしまうことを僕は知っている。

仲間と久々に会って、あの頃の気持ちに戻って、僕は人とのつながりについて考えた。

僕は一人だった。

そう思っていたけど違ったんだ。

でもそれが更に今の気持ちを寂しくさせるんだ。

人は得ることのないものや存在しないものについては何も思わないのに、失ったものや失う可能性のあるものについては強い執着心を覚える。

人との出会いがあればそれだけ別れの数があるということだ。

でもそれは人をとても成長させる。

あんなに強い想いが過去となって、ただの話のネタとなっていく。

「あんなこともあったなぁ」って程度しか感じることが出来なくなっている。

人間は忘れていく生き物だから。

そうではないといきられないから。


ただとにかく昔のように集まれたことが、僕を勇気づけ暖かい気持ちにさせてくれた一方で、今一人暗い部屋でベッドに横たわりながら、ブログを書いている僕の気持ちを惨めにさせる。

記録する作業と吐き出す作業。

しばらくの間おとなしかった僕の頭の中はフル回転で文字を供給する。

それはただの文字ではなく、感情と思い出を両腕に抱えて僕のチキンハートを乱暴にかき混ぜる。

だからこんな時間なんかに起きたくはないんだ。

ろくなことなんて一つも無い。