そして僕は助走をつけた | y氏のy談

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とにかく青信号が短すぎるよ


仕事上、一週間ごとに勤務が替わる。

今週朝から仕事なら来週は昼から、という具合に。


だから出勤時間も一週間ごとに替わるのだが、毎日のように顔を合わせる少年がいる。

少年と言っても19とか20くらいだと思う。

だいたいいつも茶色系の服にジーパンに横かけのカバンといういで立ちだ。

黒髪のボサボサ感と風貌がエレカシの宮本さんに似ていることからエレカシと名付けていた。

だけども最近峯田フィーバーの為、峯田に見えてきたんだ。

宮本さんと峯田って似てるよね?

だから峯田って呼ぶことにするよ。


ただ断っておきたいのは、彼とは一言も喋ったことはない。

だが毎日同じ時間に顔を合わせるため、いくらなんでも僕の存在には気付いているだろう。


その証拠に駐輪場で会うと少しうつむく。

ような気がする。


彼にしたってなんで毎日こんな奴と出勤時間がかぶるだ?と思っているかもしれない。

まぁいいさ。

僕はああいう素朴な少年がとても気になってしまうんだ。

それはかつての自分と似ているし、今も心の中に少なからず存在するどうしようもない衝動みたいなものだからだ。


もっと歳相応に生きようとしている自分と、峯田のような子供心が混在している。

どっちも自分なんだろうけどさ。

ウエイトの問題なんだ。








GOING STEADY「童貞ソー・ヤング」