池田大作の死と蘇生

 

2023年11月15日ついにこの時が来てしまった

池田大作先生がなくなった。

 

先生が亡くなってみると、

池田大作と言う人間がいかに僕にとって

大きな存在だったか、

偉大な先輩だったか

ということがよくわかるほど

僕の心に今ぽっかりと大きな穴が開いている。

 

エースが死んで、ルフィを思い出したサボのように、

池田大作が死んで、自分の中で大きな存在だった大作を思い出したことに驚いている。

 

そして気づいたのは、

僕が人生で1番最初に感動した芸術家は池田大作であり、

僕が1番最初に感動した芸術作品は創価学会だった

 

僕にとって池田大作という男は、

神棚に置く人でもなく、手を合わせる人でもなく、

同志であり、尊敬する芸術家の大先輩であり、

乗り越えるべき師匠だった。

 

池田大作を1人の日本人芸術家として見ると、

彼の巨人さがよくわかるだろう。

(192カ国に会員を有し、日本には約500万人、海外には280万人の会員、

受賞歴多数など)

 

池田大作の死後、

彼の存在はもっとポップになって世界に広がり、

「DAISAKU」が増えるだろう。

(なので本編では敬意を込めて大作と呼ぶことにする)

 

大作と陽介の出会いの物語は

僕が生まれる3年前から始まった。

 

 

 

  池田大作との出会い

 

 

40年ほど前

母の父が他界し、母が精神的にキツイ時に

たまたま見てもらった占い師に

「宗教でもやってみたらどうですか?」

と言われたことがきっかけで、

当時勢いのあった創価学会に

1ヵ月後に母は入団した。

 

母を愛する父もその後入団し、

その3年後に僕が生まれたので、

僕は幼い頃から創価学会員になった。

 

月一回の座談会に参加したり、

毎日題目を唱えたり、

大作のビデオを見たり、

勉強会に参加したり、

という体験をして僕は育った。

 

それはどれも素晴らしい体験だった。

池田先生のビデオの言葉や活動に感動し、

題目を唱えることでスッキリしたり、

夢は叶ったりすることにも感動し、

目をキラキラさせて純粋な優しい学会員メンバーたちの

素晴らしい人間力と優しさと心の大きさと強さに感動し、

勉強することの大切さや楽しさも、

学会活動を通じて体験させてもらった。

 

ビデオの中で池田先生が座ってお話をされている。

目の前には身だしなみをきれいに整えた

男女1000人がキラキラと羨望の眼差しで

仏様や神様を見るような眼差しで

崇高な、ありがたいものを見るような眼差しで

先生の話を聞いている。

 

先生が拳をあげたら、

みんな全員「はい!」と

力強い心のこもった声と共に

一斉に拳をあげる。

その速さ、一体感、相思相愛、声の響き、

どれをとってもスゴかった。

圧倒された。

 

この一体感、統率感、王様感、力強さ、

「僕もこれほしい!僕も池田先生みたいになりたい!」

子供ながらに強くそう思った。

 

日蓮大聖人の哲学は素晴らしい。

人間の根本を解き明かしている。

「祈り」という

人間の最後の希望&最強の武器を

授けてくれる。

 

だから世界中でたくさんの人が幸せになり、

その輪(和)はどんどん広がっている。

政治、新聞、出版、世界中に会館を増やし、

海外で多数の賞をもらい、

どんどん駆け上がっていく創価学会。

 

その輝かしく強い姿を見て、

僕はほんとにすごいと思った。

 

同時に、

「認めてたまるか!俺の方がもっとスゲーぞ!」

と反発していたが、

池田大作の偉大な芸術作品を前に

僕はなす術がありませんでした。

 

そして時は進み、

12歳中学生の思春期に入ると

創価学会員であることが恥ずかしくなったので学会活動をしなくなり、

家でたまに題目を唱える程度になりました。

 

 

 

 

  ロサンゼルスの座談会で感動

 

 

そこからまた時は進み、

21歳ロサンゼルスに移住して2年目、

人生で初めて鬱になった時で、

人生どん底だから藁をもすがる思いでなんでもいいから掴みたいと思って

創価学会ロサンゼルス支部に訪ねて行きました。

 

70歳の日本人オジちゃん

40歳の日本人男美容師と仲良くなり、

座談会に参加し、そこで司会をしたりするようになりました。



創価学会HPより


 

日曜日の朝9時

2時間ロサンゼルスの創価会館で

200人ほどの多国籍の人が集まる座談会に参加した時のことです。

 

パフォーマーたちの生命力は力強く、

日曜日の朝からの目覚めの一発としては

とても芳醇で贅沢なパフォーマンスで

 

「人間てすばらしいなぁ。

人類はまだ希望が溢れてるなぁ。

まだ諦めちゃいけないなぁ。

僕もああならなきゃなぁ。」

 

そんな感想が漏れてきました。

 

そして後半には何人かが活動報告報告を発表しました。

 

「僕は障害者だが、題目を唱えて強くなって

名門大学UCLAに入学できたぞ! やったー!」

 

さすがそこはアメリカ、

みんなのリアクションが最高で

「YES!!!!!   FOOOO!!!!!  」

スタンディングオベーションで最高潮に盛り上がった。

みんなの心がピタッと1つになり、

巨大な力が爆発したような瞬間だった。

 


Photo by Bob Nardi.



この空気の一体感。

みんながポジティブになり、

みんな一緒にアガッていく感じ。

 

称賛しあい、 褒めあい、讃えあい、

みんなで一緒に上がっていく。

 

この空気感、この空間、このバイブス、このエンタメ、

この体験、この一体感、このコミュニティー、

人類は全員この体験が必要だと心の底から思った。

 

この爆風を全身で感じたときに

「これだ」

と思った。

 

僕もこれを作りたい。

これを毎日感じたい。

みんなにもこの体験をしてほしい。

 

そんな風に思いました。

それ程の衝撃でした。

 

「宗教」ということで

僕はずっと学会を疑っていましたが

それを全部ブチ抜いていくくらいの

衝撃と感動でした。

 

これが人類みな必要な体験であり、

これを体感できる人と場所を増やさないといけない。

それは「喜びによる共同体」である。

 

だから創価学会は全国の127ヶ所に会館を作り、海外にも多数の会館を作っていたのだ。

恐れ入りました。さすが大作。

 

僕もこれを作らなきゃいけない。

僕もこれを作りたいし

これをプロデュースしたいし、

これを世界中に作りたい。

 

僕は本当にそう思った。

祭りをプロデュースすればいいのか

創価学会のような宗教法人を作ればいいのか、

芸術作品でそれを表現するのか、、

中野陽介らしい爆発をじっくり作っていきたい。

 

・・などと想いは膨らむばかりだが、

ふと我に帰ると、若干身体が重くなっていた。

 

なぜなら、

「感動してしまった。。。

もうこれを乗り越えるしかないじゃん!面倒くさ!(笑)」

 と思ったからである。

 

結果報告会の後、最後はみんなで題目を唱えて終わるのだが、日本語がわからない外人たちが

一生懸命題目を唱えていた。

幸せを願い、自分にため、誰かのため、みんなのために、祈りを強固にしている人たちを見て、僕は涙がこぼれてきた。

なんてみんな美しいんだろう。

そして「南妙法蓮華経」とはなんて凄いんだろう。

国籍を越え、世界中の人が題目を唱え、

瞑想し、集中することで、

みんな夢を叶え、幸せになっている。

 

そこには、人間の普遍的な法則があると言うことを証明しているとは思うが、

科学的根拠は専門家にお任せするとして、とにかくもう「すげえ!」と思ったわけです。

 

 

 

  南妙法蓮華経の威力

 

 



「信じるものは救われる」と言うが、

僕は、縁あって創価学会に出会ったが(多分、そのそのカリキュラムで生きると初期設定を選んで生まれてきたんだと思うけど)

そのおかげで僕の家族も

たくさん困難を乗り越えることができた。

 

母が乳がんになった時、

苦しい抗がん剤治療に入ったが

母はその時題目を唱え続け、

強靭な精神力になっていたので

一切苦しい思いをすることなく(髪は抜けたりしたけど)

治療完了し現在は平穏無事に暮らしている。

 

僕のアメリカ留学の夢も、

題目を唱え功徳を積んできたからこそ

つかんだチャンスだったし、

僕の周りにも題目を唱え始めて

元気になったり、

給料が上がって夢を叶えたりした人が

何人もいたので、

これはすごいなぁと

頭で理解はできなくても

体では感じていました。

 

南妙法蓮華経を唱えると

現世利益がすぐ返ってくるというのが、

素晴らしいところです。

 

科学的な説明は専門家に任せて、

陽介流にメカニズムを説明すると、

南妙法蓮華経には深い意味と力があり、

それを唱えながら夢を祈ることで

集中でき、イメージが強力になり、

マインドが少しずつ変わり

行動が変わり

夢に日に日に近づき、

夢が叶い、幸せになる

 

というメカニズムです。

シンプルでしょ?

 

祈ることで、

引力が強くなり、

夢や実現したい現実を手繰り寄せる力が強くなるのです。

 

親切で優しい人と友達になりたいのなら

創価学会に行けばいいし、

海外に住みたいなら

創価学会を頼ればいいし、

たくさんの素晴らしいメリットがあるのは、

本当に素晴らしいことです。

 

ニューヨーク在住の黒人は

「ニューヨークで仕事見つけたいなら創価学会に行けばいいよ」と話していました。

みんな助け合いながら活動を続けていました。

 

 

 

  脱会した理由

 

 

しかし、そんな創価学会を

僕は2つの理由で脱会しました。

 

1つ目は僕の芸術活動の邪魔になってしまうと思ったからです。

僕の作品や活動が、創価学会の普及のためと思われてしまうし、

僕の純粋なメッセージが創価学会の受入だと思われてしまう。。(まぁすでにそうゆう部分があることも否めないけど)

 

僕がやりたい事は、

創価学会活動ではないし、その普及でもない。

 

僕がやりたい事は、

僕が池田大作になり、彼を超える芸術家になること。

感動したら、それを乗り越えないといけない。

僕は自分の芸術を極めるために、

脱会するという困難な道を行く決意をしました。

 

 

 

2 家族が傷つけられたから

 

それは僕が高校生の時だった。

母は婦人部長として精力的に無償で活動しながら

子育てをしながら、仕事をしながら、

精一杯自分のできることをしていた。

その時に乳がんになった。

無理が重なったのだろう。

摘出手術をし、安静にするよう医者に言われたので、

学会活動を中止し、仕事も辞め、

主婦に専念しようと思っていたら、

学会員たちが

「逆にもっと活動したら、ガンも治りますからやりましょう」

と言われたとき

初めて頭の中に「?」が芽生え

「私はゆっくりしたいのになんでできないの?

利用されてるだけなんじゃないの? 

いいように使われているだけなんじゃないの?」

と思い、ネットで創価学会のことを初めて調べ始めた。

 

学会活動から離れてみてわかったことは

南妙法蓮華経は素晴らしいが、

その普及のための創価学会は宗教法人であり、

企業であり、会社であり、ビジネスでもある。

ボランティアの人もたくさんいて、

そこから利益を得ている人たちもいる。

 

世界192カ国、世界中で700万人以上の会員を持つようになると、

そこにはいろんな背景を持った人たちがやってくる。

 

ヤクザと関係があったり?

学会のお金が戦争やドラッグ資金に流れていたり?

嘘か本当かわからないネットニュースを

母は初めて目にした。

 

本当じゃないと信じたいけど、

これだけ大きな組織になると

それも十分あり得る。

私はずっと無料でこれだけ時間を割いて捧げてきたけど

それは何だったんだろう?

 

母は初めて宗教や創価学会の表と裏の顔を知り、

そこから僕たち家族の創価学会離れが始まっていきました。

 

そして父母はそれから3年後に創価学会を脱会しました。

今は平穏無事に2人仲良く静かに暮らしています。

 

そして父母の脱会に合わせて僕も脱会しました。

 

 

 

 

  巨人・池田大作を越える者は誰か

 

 

創価学会によって

良い思いもさせてもらい

悪い思いもさせてもらいました。

 

広い世界を体験させて頂き

大変素晴らしい日蓮大聖人の仏教の本髄に

触れさせていただくことができました。

 

中野陽介が今世で向き合うと決めた宗教が創価学会であり、

日蓮大聖人の仏教哲学だったと言う事は

とてもスマートな選択だったと自分でも誇りに思っています。

 

色々体験させて頂いたので、

僕の方でそれを良いところどりして、

より素晴らしいものが濃縮された

最高の芸術、最高の世界にするための

エネルギーにさせて頂きます。

全ての想いを繋いでいきます。

 

僕は要らないと言う選択をしましたが、

学会活動があるおかげで

幸せになっている人もたくさんいます。

 

だからあっていいと思うし、

信じたいものを信じればいいと思うし、

信じるものは救われるし、

自分が信じるものを作ってもいいし、

自分が教祖になってもいいし、

自分の好きなように生きていけばいいんです。

 

池田先生が一代でここまで世界中に広めたという事は

未だかつてなかったことだし、

それができたと言う事は

それほど中身も深く本髄に触れているのでしょう。

自分の使命を全うした侍のようなかっこいい日本人男子、

世界に誇る日本人芸術家、宗教家、哲学者、作家、写真家、仙人、仏様、神、平和思想家、父として、

僕は、池田大作と言う大先輩を大尊敬します。

出会ってくれて本当にありがとうございます。

生まれた時から学会員だったから、僕は優等生ですね笑。

 

 

本当にありがとうございます。

お疲れ様でした。

ご冥福をお祈り申し上げます。

 

しかし3次元を終えて体が抜けた後は

さらにお忙しいことでしょう。

引き続きよろしくお願いいたします。

 

しかしここで偉大な尊敬する先輩を

神棚の上においてはいけません。

 

感動したらそれを乗り越えないといけない。

 

師匠を乗り越えることが

師匠への最大の恩返しです。

 

次の世代を生きる僕たちは、

池田大作という巨人を乗り越えていかなくてはいけない。

 

僕たちが池田大作にならないといけないのだ。

 

それはつまり

僕が僕になるということ

自分が自分になるということ

以外にないのです。

 

だれも池田大作にはなれないだけど、

中野陽介ならなれる。

 

 

凄すぎて、

大作を見ると自分があまりにも小さく不便に見えてくるので、

あえて見ないようにしていた

 

その自分がいることに気づいたのは、

2023年11月17日池田大作が亡くなったニュースを見た時である。

 

報告を聞いた時に、

逆に僕の心の中に 池田大作が久しぶりに戻ってきたような感じがして、

「次はあんただよ」

と言われたような気がした。汗

 

彼の真似はできないし、

彼と同じことをやろうとも思わないし、

僕は僕のペースで、

僕がやりたいこと、やるべきことをやっていくのみである。

 

でも乗り越えないといけない。

だから僕たち次の世代がいるのだ。

 

大作が生きれない世界を生きているだけで

僕たちは大作を超えている。

 

数字や偉業で勝負するのではなく、

今日最高に幸せになれれば、

もう大作なんて越えているはずだ。

 

池田大作を乗り越えるとか関係なく

自分が輝けば、その時点で僕たちは池田大作を超えているんです。

 

池田大作が羨ましがるくらい

今を生きる僕たちが最高に幸せになり、

最高の世界をみんなで作っていきましょう

 

 

 

とはいえ、巨人だからこそ

そうは言ってもやっぱり大変な対戦相手である。

 

そうゆう意味で言えば、

大作を乗り越えるために、

生まれた時から学会員になり、潜入捜査をし、

幼い頃から創価学会の英才教育を受けて、

大作の弱点を探していたとも言える。

 

そう思うと、

僕には大作を越える資格があるかもしれない。

そう信じて、今日も僕は作るのである。

 

池田大作の死は終わりでもあり始まりでもあった。

 

だって僕は今まで創価学会の話はしてこなかったけど、

こうやってこの記事ができたってことも

DAISAKUのお計らいが、早速ここまで届いてんなって感じがしています。

 

彼は死なない。

 

さて、これから創価学会はどうなるのか。

 

どんな巨人がこれから現れるのか。

 

どっちも楽しみですね。

 

ステキな1日を!