親愛なる編集者様へ
作家にとって良い編集者に出会えるかどうかはとても大事なことです。
良い映画監督が良いプロデューサーに巡り会うとヒット作が生まれるのと同じように
良い作家の作品も編集者次第で本の輝きが全く変わってきます。
だからこそ作家はいい編集者に出会うための努力をしなくてはなりません。
例えば、
本屋に行って好きな本を見つけたら編集者をメモしたり、
その人に実際に会ってみたり、
企画持ち込みをしてみたり。
良い編集者とご縁が結ばれるために動かないといけません。
しかし作家がそこまでするのは珍しいのかもしれません。
でも僕は必要だと思うのでやっています。
作家の最優先の仕事は良質な作品を書くことですが、
その次の仕事はそれをどの編集者でどこの出版社から出してもらうかを見定めることです。
要はいい作品を仕上げることと同じように、
いい編集者に出会うことも大事だということを伝えたいんです。
出版社にもそれぞれの方向性や色がありますし、
編集者にも、それぞれのスタイルやこだわりや色や方向性がありますので、
企画に合う出版社と編集者を探すこと、良いご縁を掴むことが、執筆後の作家の課題です。
僕はまだ新参者の作家なので自分から売り込みに行っていますが、
時代は逆のようです。
今の時代、企画持ち込みから本になることは稀で、
編集者が自ら企画立案し、作家を見つけて執筆依頼をし、本になることがほとんどだそうです。
つまり
【作家 → 編集者】 のアプローチは少数
【編集者 → 作家】 のアプローチが大多数
という流れになっています。
作家自らアプローチをかけるほどガッツのある作家も減っています。
作品を仕上げてコンペに応募する人もいるようですが、僕はそこで落選すると落ち込んでしまうので、自ら応募はしていません。
興味ないし、それで一喜一憂して余計な体力使いたくないので、だったら創作に集中したいし、時間かかってもいいから自分が作りたい本を作りたい。そこは作者のこだわりなのかもしれませんが、0から1を生み出している生みの親の特権としてそれくらい許してください。
「応募できるくらい自信満々な作品を作れよ」とも言われそうですが、
もしそれで落選でもしたらどん底まで落ち込んでしまうだろうし、結局僕には合わないので、そこまで自信あるならやっぱり自分で動いて版元探した方が面白いことになるだろうという結論に至るわけです。
まあ、作家になる道は人それぞれ、僕は誰も歩んだことのない自分の道を歩んでいくことにします。
それがいつか次世代の作家たちの希望の道になることを知っているからです。
だから王道と逆をいくのです。
ここで僕の天邪鬼な性格を有効活用させてもらいます。
誰もやってないからやる。これはビジネスで成功するための王道なのに、本当に行動する人は少ない。
だからこそ「やりさえすれば成功する」のに、それを愛をもって言うんだけど行動しない人はしない。
人生の選択は自分の自由ですし、それぞれペースもあるし、好きなように生きればいいのですが、
現状に満足していないのならやはり動く必要があるでしょう。鍵は行動です。
だから僕のデビュー作「路上ワークの幸福論」は正攻法とは逆のアプローチで本を出してもらいました。
【作家 → 編集者】のアプローチで自ら編集者と出版社を探し、
100社に電話とメールを入れ、25社が会ってくれ、2社の企画会議が通りました。
「そんな出版の仕方聞いたことがない」
「今どきその出版方法は奇跡ですよ」
と編集者に言われました。
でも僕は絶対できると思っていました、なぜなら稀だから。
やっている人が少ないからこそ風当たりはあるけれど、逆にそれは成功することが目に見えていましたから。
2、3作目はkindleで自費出版したり、noteで無料で公開したり、
今流行りのことなどはやってみています。
【天邪鬼】
自分の天邪鬼の性格が昔はコンプレックスでした。
なんでこんなに面倒くさい性格なんだろう、これは社会の中で攻撃されるだけではないか、、僕はそれに全部打ち勝てるほど強くないのに。。
そんな気持ちを感じていました。
しかしそれも「芸術」に出会ってから一変しました。
僕が芸術家になり、芸術作品を作るとなると、逆にこの天邪鬼の性格が最大限生きることがわかったのです。
芸術とは新しく創造することで、そのためには今までの常識の逆をいき、今までの自分自身をも捨てて乗り越えていく作業なのですが、
そこで天邪鬼という性格がピッタシカンカンハマるのです。
「天邪鬼の僕にとって芸術家は天職だ」と思うほどに、天邪鬼が活きる場所を見つけることができたのです。
その時の喜びは天にも昇る気持ちでした。
「天邪鬼でよかった」
そう思えた時は心から安堵しました。
そんなわけで、大多数と一緒に行動ができない僕の性格は、
芸術という分野でなんとか折り合いがつきそうなので、
そこで存分に暴れさせれもらおうと思っている次第です。
1万人に絵をプレゼントしたり、35カ国旅したり、10年海外生活したり、14年絵を描き続けたり、7冊出版したり、結婚したり、主夫したり、サラリーマンしたり、ジェラート屋店長したり、個展やったり、まあ自分なりにこれまでも暴れさせてもらっているかなと思っています。
話は出版に戻り、
そんな出版方法をこれまではとっていましたが、
ここでようやく僕も思考が一周したようで、
逆に「編集者 → 作家」のアプローチも欲しくなり、
そのためにアメブロを始めたというわけです。
そのためにこの記事を書いているというわけです。
「攻めの姿勢が待ちの姿勢になったな」
とも言われましたが、両方バランスよく良い所どりするのが賢者です。
アメブロから僕の面白さが編集者に伝わり、
「中野さん、うちから出版しませんか?」
と言われることがこのブログの目標の一つです。
ということで、最後に、
僕自身の作家としての自己紹介とアピールポイントを簡潔に説明した後、
僕の理想の編集者像を書かせていただこうと思います。
【作家・中野陽介の自己アピール】
2023年現在、出版社にお金出してもらっての全国出版は2019年のデビュー作「路上ワークの幸福論」のみで、
それ以外の6冊はkindle電子書籍による自費出版です。
まだまだ駆け出しの新人作家ではありますが、必ず世界的ベストセラー作家になる男です。
世界を視野に入れているというところが強みで、
「世界発行部数1000万部突破」を作家としてのレベル100の目標に設定しています。
簡単に口にできるような数字じゃないことは承知ですが、そこは天邪鬼、だからこそあえてその数字を狙っていきたいと思っていますし、だからこそ見えてきた世界もあるし、それを信じれることも才能だと思っているので、このまま夢は捨てずに進んでいます。
ぼんやりですが、そこまでのロードマップも見え始めていますし。
10冊目にその数字を突破する計画をしています。
なのでその夢を一緒に並走してくれる編集者が僕には必要ですし、
そのご縁はベストのタイミングで結ばれることも知っています。(今かも!?)
【基本性格】
僕自身の基本性格は、
義理人情に固い九州男児で、仕事はちゃんとしようとするのですが、全然完璧な人間ではないのでドジもヘマもミスもバカもあります。
締切や時間は守るように心がけていますが破ることもあります。
作家といえど根はアーティストなので、シャーマンになって天からのメッセージを届けることが勤めですので、直感大好き、多動性、飽きっぽい、興味のあることしか興味ない、束縛と命令嫌い、軽度のADHDと躁鬱、HSP、1人大好き、人の目を見て喋れない、大人数苦手、などの社会との適合がうまくできない性質があります。182cmなのでスーツをバチッと着れば俳優ばりのかっこよさを持っていますが、中身は永遠の少年です。それをあえて捨てずに磨き続けています。(そこも天邪鬼ですが、芸術のために必要なので。)
その分、優しくて、器が大きくて、穏やかで、器用で、知性も爽快で、純粋で、素直で、経験豊富で、天才で、自分の中の聖なる領域をずっと磨き続け修行してきた最高にカッコいい男です。(だいぶイタイ奴ですが、アピール部分なのでお許しを笑)
騙そうとする気も全くないので、安心してもらって大丈夫なのですが、
一つの安全地帯を見つけたと思って頂けたらわかりやすいのかな。。
ただ問題は、その安全地帯自体が動きまくるし留まることができないし、衝動的に動いてしまうということです。
それだけは勘弁ください。
芸術家はシャーマンなので、天からメッセージが届いた時はそれに全集中しなくてはならないのです。
それを止めるわけにはいきません。
それが芸術家の神聖な営みですから。
そのためには自由でなければならない。
【全軍前進(僕と出会った人全員を幸せにする方向性)】
最近僕はよく「全軍前進」と言う言葉で人生を表現しています。
僕と出会った人全員がハッピーになるという意味を込めて、「全軍前進」をスローガンに掲げています。
僕と出会った編集者も読者もみんなが幸せになり豊かになる関係性を作る。
そんな意識でお付き合いさせて頂きたいと思ってます。
僕が作家として伝えたいことは、
「作ろう」「自分を愛そう」「太陽になろう」「自分になろう」「Be artist」「なにか日本の素晴らしさ(中沢新一さんに要確認)」「生き方の提唱」「太陽思想」「心の火を灯す 背中を押す」「喜び 楽しみ」「美学」などなど。今後も増えると思います。
「アーティストだから頑固なんでしょ?」
これもよく言われますが、エリアによります。
例えば原稿で伝えたい核やメッセージの部分はこだわりを持ってやらせて頂きますが、
表面の部分、例えば文体、構成、装丁、販売方法、営業方法、SNSアプローチなどは、百戦錬磨の編集者や出版社にお任せしたいと思っています。むしろその方がいい作品になると思っています。
僕1人よがりの作品ではなく、本は共作です。そこはしっかりわきまえています。
僕の芸術家としての頑固さは最小限でシンプルに留めていて、それに集中しているので、
それ以外のことは緩いし適当なので、編集者と作家でその都度話し合いながら楽しく最高の一冊を作っていきたいと思っています。
歴史に残る最高の一冊を作り、
一緒に歴史に名を刻む編集者に出会えることをがとても楽しみです。
そしてそれはそう遠くない未来だと言うこともなく肌で感じています。
だからこそ今も武者震いがするのです。
【僕の理想の編集者像】
最後に僕の理想の編集者像を書いてみます。
・優しい
・穏やか
・知性爽快
・ポジティブ
・僕を応援してくれる
この5つです。
贅沢ですが、こんな人が現れたら一瞬で好きになるでしょう。笑
これはあくまで僕の理想像なので、そうじゃない編集者との素晴らしい出会いも今後あるでしょう。それも楽しみ。
要はどんな編集者さんであれ、作家として編集者の方と出会えることがどんな人であれ嬉しいんです。
だから編集者さんなら誰でも大歓迎です。(という元もこうもないこと言ってますが笑)
本は作家と編集者の共作なので、いい編集者に出会えることがなによりの幸運です。
ぜひ一緒に最高に楽しいお仕事をしましょう。
プロジェクトの間中は毎朝起きるのが楽しみになるくらいな企画をやりましょうよせっかくなら。
一緒に最高の一冊を作りましょう!
お互いwinwinになって出版業界を盛り上げていきましょう!