ボールに重い?軽い?ってあるの?? | テニスインストラクター・ストリンガー【TENNIS Trip:川田】BLOG

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テニスインストラクター・ストリンガー:川田洋介【ストリング・ガット張替え専門店 TENNNIS Trip(テニストリップ)千葉県市川市】代表
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「○○さんのボールが重い!!」
というようなコメントをテニスをやっている方ならば聞いた経験があるはずです。

ここで問題です。
本当に、「重い」「軽い」はあるのでしょうか?


高校での物理を思い出して見てください。

<運動方程式>
F(力)=m(質量)×a(加速度)
<エネルギー>
K(運動エネルギー)=1/2m(質量)×V(速度)V

(エネルギーは質量に比例し、速度の2乗に比例)

どちらの公式においても力・エネルギーは質量に比例します。
勿論、加速度や速度が速ければ力・エネルギーは増加します。

しかし、上記の公式に当てはめるなら、公式のテニスボールの規定が
[直径6.54~6.86cm、重さ56.7~58.5g]

となっている以上、同じスピードにおいて「重い」「軽い」は無いはずです。

ではテニスのみならず他球技において、なぜ重い軽いという表現があるのでしょう?
考えられることは
1、回転量の多さ
2、初速と終速の差が少ないことにより、ボールに伸びがあり、振り遅れによって生じる重さ
3、環境(高地、低地)
4、メンタル(錯覚・思い込み)
等が考えられます。

おおよそは2番と4番の要素が強いと考えられます。
特に2番においてはトップスピンというショットがある以上、バウンドしてからの伸びが、頭でイメージしているボールのスピードより速い事で食い込まれるケースが多いです。

■結論■
ボールには、ほとんど重い軽いは無く、例えあったとしても誤差の範囲であると考えます。
逆に、プロのボールであってもタイミングよく打点を前で取れれば返球することは初級者であっても可能なはずです。
要するに
●速い準備●良いタイミング●良い打点です^^
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