「目貫の猿」その目で 京都、八幡の社寺で公開 【2013年4月25日/京都新聞】

イメージ 1 京都古文化保存協会の「春季非公開文化財特別公開」が26日から始まるのを前に、八幡市八幡の石清水八幡宮で25日、室町時代の作とされる2体の「木造女神坐像」と本殿などが報道関係者に公開された。
<写真:特別公開される目貫の猿>
 木造女神坐像は高さ約30センチ。ヒノキ材で彩色が施され、中国様式の着物をまとっている。1991年、境内の校倉(あぜくら)で二十数個の木片の状態で見つかった古神像8体のうちの2体。いずれも手足の一部が欠損しているのは、神像としての役目を終え、魂を抜くために人為的に行われたとみられる。
 重要文化財の本殿は前後二棟で構成する独特の八幡造り。織田信長が寄進したと伝わる「黄金の雨樋」や、豪華な欄間彫刻が目を引く。左甚五郎が彫ったという「目貫(めぬき)の猿」は、猿の彫刻のできがあまりに良く、夜な夜な抜け出しては悪さをするため右目にくぎを刺したとの逸話も残る。
 非公開文化財特別公開は6月6日まで。京都市と八幡市の19社寺で行われる。拝観料800円。


石清水八幡宮の「目貫の猿」は以前見たことがありますが、そのときは修復前だったので彩色も薄れていたり、ところどころ剥落したりしていました。きれいに塗り直されるのはいいんですが、修復後の写真を見て

 ちょっと塗りすぎじゃないの?

と思ったのは僕だけ?