伊藤はなぜ、写真展をやるのか #gekichap | 伊藤陽佑オフィシャルブログ「辻斬り抜刀斎」Powered by Ameba

伊藤はなぜ、写真展をやるのか #gekichap

(model:飯野美紗子)

 

写真は一枚から想像できる物語だ

1000の言葉をもってしても表現できない「行間」のようなものが

そこには集約されている

 

gekichapメンバーに出会ってから今回で4回目の展示となる。

 

ーーー最初の写真展「SPOTLIGHT」

 

2016年の秋、高円寺のギャラリーにて、

「Dreamin'」と名付けた作品群を出展した際に面白い出来事があった。

 

(『Dreamin'』model:尾崎桃子)

 

表題作品としたこの写真を見たお客様から、

「これ、何を引っ張ってるんですか」と言われたのだ

 

仰天した。

人によってこれほどまで見方が違うなんて。

表現する側の意向など全く気にならないのがアートの好きなところだ。

 

私を全く知らない人が、この写真をショーウィンドー越しに見て気になり、入って来てくださることもあった。

 

写真展示を続けよう、と思った。

 

(『堅牢な街』model:yuko)

 

2回目「題名のないモノクロ展」ではこの作品に「曖昧な記憶」と付けてくださった方がいた。悩んだ挙句、不採用だったが物語が即座に浮かぶタイトルだったように思う。この期間中、殆ど画廊に滞在できず残念だった。

 

(model:谷茜子)

 

3回目「大人の自由研究展」は写真展というよりもインスタレーションであり、音楽に注力した。

いちいち美女が来店し、ポラにサインするという謎ルールも面白かった。

 

さて、今回の「題名のない"ふぃるむ"展」は #gekichap のメンバー9名がフィルムに挑戦する。そして手焼きにも挑戦する。

デジタル全盛の今、である。

 

 

フィルムはおそらく、なくならないだろう

しかし殆どが姿を消すことになる

 

デジタルから写真の世界へ入っている私たちにとってフィルムとは何なのか?

その答えが見つかる展示なのかもしれない。

 

また、作品をみて感想を述べて頂きたい。

私にとってわからない、想像もつかない見方が、その写真の物語を膨らませてくれる。

 

あなたがこの写真を見て紡いだ物語の「行間」を知りたい

 

それが、なぜ、に対する答えだろうか

 

 

 

 

個人としては、モデルに声優の飯野美紗子(NOW ON AIR)さんをお招きし、物語を意識した撮影をしてみたので期待されたし。

上記のオフショットはデジタルだが、展示はもちろんフィルムだ。

 

淡々と女性ポートレートをupするtumblrも更新中

http://litojp.tumblr.com/

 

*****

 

「題名のない"ふぃるむ"展」

 

■開催日時

2018年5月18日-5月22日

18日(金)14:00-21:00

19日(土)13:00-21:00

20日(日)13:00-21:00

21日(月)13:00-21:00

22日(火)12:00-17:30

※22日17:30-18:00タイトル発表イベント

 

■開催場所

@Gallary2549

東京都中野区上高田2-54-9

(西武新宿線「新井薬師前」駅徒歩4分)

http://gallery2549.p2.weblife.me

 

■入場料

500円(18歳以下学生無料)

 

gekichap 公式HPによる詳細

https://gekichap.com/syashinteninfo/