バルクアップだけでなく、何か新しいものごとに取り組む際に有効な手法として、
「PDCAサイクル」
というものがあります。
これは、
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Act(改善)
の頭文字をとったものです。
最初のステップであるPlanでは正しい情報を収集し、
こうすれば良くなるんじゃないかという仮説(計画)を立てます。
そして、計画に沿ってDo:実行。
実行した結果、うまくいったかをCheck:評価し、
思い通りにいかなかった部分をAct:改善し、また次の計画を作る。
このサイクルを繰り返すと、効率的に成功に近づくというものです。
このPDCAサイクル、ビジネスの世界では常識。
いわゆる「仕事ができる人」は、意識的・無意識的問わず必ず実行しています。
しかし不思議なことに、「仕事ができる人」でも、筋トレやバルクアップに関しては、
このPDCAサイクルをうまく回せない人が多いのです。
筋トレをすると決めたら、いきなりスポーツジムに会員登録して、
いろんなマシンを使ってみたり、自宅で腕立て伏せを始める。
同じく、バルクアップをしようと決めたら、とにかくたくさん食べる。
そしてどちらも思うようにいかず、すぐに挫折してしまうのです。
なぜ、仕事ができる人でも、体づくりがうまくできないのか。
答えは簡単。
体づくりは仕事と違い、最初の「Plan」を無視しても取り組めてしまうからです。
仕事の場合、計画を立てずに行き当たりばったりで行動してしまうと、間違いなく怒られるでしょう。
新しい仕事をする場合、まずしっかり計画を立て、企画書を上司にチェックしてもらいます。
場合によっては会議での承認を経て、やっと行動に移れます。
しかしバルクアップや筋トレは、計画を立てずとも取り組めてしまうのです。
バルクアップをしたことがない人でも、
「体重を増やすにはたくさん食べればいい」
というぼんやりとしたイメージは持っています。
したがって、計画を立てずにまず食べることから始めてしまう。
これでは、思うように結果は出ません。
バルクアップの第一歩は、食べることではなく「知ること」です。
正しい情報を集め、計画を立てる。
その計画に沿って行動すれば、必ず結果は現れます。