前回の記事では、「自宅筋トレ3種の神器」を紹介しました。

今回は、その中でも「ダンベル」に焦点を当ててみます。

「ダンベルさえあれば、鍛えられない部位はない!」
と言われるほど汎用性の高い、ぜひとも導入したいアイテムです。

また、オーソドックスなタイプのダンベルは、短いバーの左右に重りがついているだけというシンプルな構造。したがって、よほど高重量でなければ費用は安く抑えられます。

①固定式ダンベルと可変式ダンベル
ダンベルには
・重さを調節できない固定式
・重さを調節できる可変式
がありますが、ホームジムでは可変式が断然オススメです。

その理由は、筋トレは継続すると、必ず扱える重量が上がるからです。


例えば、10kgのダンベルプレスが10回できた場合。
次回も10kg×10回のトレーニングをしたのでは、筋肉は成長しません。よくて、現状維持でしょう。

その状態から筋肉量を増やすには、重量を上げるか、回数を増やすしかありません。

しかし、筋トレをやったことがある方はわかると思いますが…
高回数のトレーニングは、時間がかかるし、とにかくキツい! 


10回を12回に増やすぐらいなら、簡単にできます。
ですが、20回を越えたあたりから、筋トレというより精神的な修行のようになってきます。

筋肉量を増やしたいのであれば、回数を変えず、10kgを12kgに増やす方がはるかに効率的で、しかもラクなのです。


これを固定式ダンベルで実現する場合、どうなるか。

例えば、10kg~20kgまでを2kg刻みで揃える場合、
・10kg
・12kg
・14kg
・16kg
・18kg
・20kg
のダンベルをそれぞれ2本、計12本のダンベルを揃えなければなりません。
それだけのダンベルを揃えればかなりのスペースが必要になりますし、費用も相当かかります。
(さらに、固定式ダンベルはプロ向けが多く、そもそもの単価が高い場合がほとんどです)

一方、可変式ダンベルであれば、たった2本でまかなうことができるのです。


▲重量が決まっている固定式ダンベル(上)に対し、可変式ダンベル(下)はプレートを付け替えることで簡単に重量を変更できます。スペース節約のため、ホームジムでは可変式ダンベルを選んでください。