前回からの続きです。

体重を増やそう!と思い立った私。
一般的な筋トレをしつつ、食事面で最初に実践したのは「とにかく食べる」ことでした。

当時は正しく体重を増やすための知識がなく、摂取カロリーを増やそうという思いから、
・高カロリーな揚げ物を優先的に食べる
・おやつにチョコレートを食べる
・寝る前にプロテインの牛乳割りを飲む
など、無茶な増量法に取り組みました。
また、食後にはジュースやプロテインを胃に流し込み、とにかく摂取カロリーを増やしました。

当然、摂取カロリーが大幅に増えたため効果がありました。
半年で65kg(+10kg)の増量に成功したのです。

しかし、体重が増えた割にはトレーニングで扱える重量があまり増えませんでした。
脂質でむりやりカロリーを摂取したため、筋肉があまり増加せず、主に脂肪で体重が増えてしまったのです。

バルクアップというよりは、ただ太っただけでした。
その後、食事内容を元に戻すと、体重は60kgほどまで戻りました。

その失敗から、やみくもに食べるのではなく正しい知識が必要だと実感し、バルクアップに必要な知識を学んでいきました。

もともと大学院で遺伝子や細胞など、生物分野のミクロな研究を行っていたこともあり、その知識も活かして情報収集をスタート。

人間の身体ではどうすれば効率的に筋肉が増え、脂肪の増加を抑えられるかを調べ、自分の身体を使って実験していきました。