理念・ビジョンとは何ぞや | 松本洋介のブログ

松本洋介のブログ

トレンダーズの営業取締役、松本洋介の日記です。
主に仕事のことを書いてます。

全く面識もないので

僕が、ただ勝手一方的にリスペクトしている

ドワンゴ創業者の川上さん。


http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20090512/1026066/




IT業界では、伝説の人物だ。




着メロ最大手のドワンゴを立ち上げ東証一部上場。




その後ニコニコ生放送を立ち上げるなど、

いつも話題に事欠かない。




そんな川上さんのブログ記事(http://d.hatena.ne.jp/kawango/20101213
)が

ちょうど僕がいま悶々と考えていた事と


まさにタイミングがピタリと重なり


まさに僕が言いたいけど上手に言えない事を


上手な言葉でまとめてくれていて、なんだかスッキリしたので


インスパイアされて、僕もブログに書いてみる。


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以下、川上さんブログ抜粋)


まあ、普通に考えると、

経営理念の存在は会社の存続にはあまり役に立たないように見える。





むしろ、本当にそれを守るとしたら邪魔なものだろう。





なぜなら、起業というゲームで次々と迫られる選択肢で、

その時にもっとも正しいと思う解を選ぶためには、

しがらみは少ないほうがいい。





経営理念をなにかつくって、

いちいちそれにお伺いをたてるなんて、

わざわざハンデを背負ってゲームをするようなものだからだ。





もし、経営理念が社員のひとりひとりに浸透させて、

会社にとって得になるような影響を及ぼせるもの

(せめて損はそれほどないもの)だと仮定すると、

次のどちらかが条件になるだろう。





(1)本当に役に立ちそうなビジネスのtipsであること。


(2)毒にも薬にもならない抽象的なきれい事であるか、


もしくは実現が難しい高い目標であること。





世の中のほとんどの企業が掲げる経営理念とは、

だいたい(2)のケースに該当する。





「XXXを通じて世の中の幸福に貢献します」だの

「△△△の世界のリーディングカンパニーを目指します」

とかいう宣言をおこなっている。





当然のことながら、

起業したばかりの企業がそういった経営理念を掲げても、

とても空虚な寝言にしかみえない。





なぜならスタートアップのベンチャーには実績もなければ、

どんな小さな分野ですらトップをとることは難しいからだ。


こんなものを一生懸命につくって、

本当に社員が心をひとつにして団結できるのだろうか。


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まさに、サイバーエージェントの

「21世紀を代表する会社を創る」も、まさに(2)ですね。




さて、先日トレンダーズの営業部の一部有志を集めて

チームを改良する為の1日会議を行った。




その中で、


「大きなビジョンを掲げたい」

「より明確な経営理念が必要」


そんな言葉が多々交わされていた。




その時、僕は


「うーん・・・・そうかなぁ。。。」


と、あまり乗り気になれなかった。




そうゆう言葉を欲しがる気持ちは分かる。




ただ、なんとも言えない微妙な気持ちになった。


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トレンダーズでは3ヶ月に1度、

全社員を集めて、

四半期キックオフという全社会議を開催している。




そこで、

僕の方から「ビジョンプレ」という名の下に

社員に対してメッセージを伝えることが恒例行事になっている。




そんな僕が

こんなことを言うのは問題発言かもしれないが


僕自身は、

ほとんどの会社の経営理念や

企業ビジョンというものに半信半疑だ。




僕がメッセージしているビジョンプレは

経営理念や、経営ビジョンというよりも




「今年はココを、ココまで伸ばす」とか

「今年大事なポイントはコレとコレ」といったような




言ってしまえばビジョンというより

「四半期、半年、年単位の行動計画」

みたいなものだ。




コレは大切と信じている。

というか、コレがないとさすがに道に迷う。




ただ、

このような具体的な施策や、短期的な方向性と

みんなが求めている経営理念や、

経営ビジョンというモノは、きっと異なるのだろう。




その、いわゆるみんなが言うところの

経営理念や、中長期の経営ビジョンというモノの必要性が

どうしても、僕にはシックリこないのだ。




シックリこない、

という表現だけだと語弊があるな。




いま、トレンダーズが置かれている状況においては

シックリこないのだ。




すごく強い違和感がぬぐえない。。。


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そして、外を見ると


ほとんどの会社でかかげられているビジョンが

「単なる言葉遊び化」していると思う。




社員全員が、

その言葉を大事に

本当に徹底して守り抜いている会社など

例外を除き、ほとんど見たことがない。




そう。

たまに例外もあるです。


いわゆる、クレドで有名なリッツカールトンや

我が信条が有名なジョンソン・エンド・ジョンソンがソレだろう。




そうゆう会社に対しては、

素直に、心からリスペクトしている。




ただし、

クレド自体にリスペクトしているのではない。




その言葉・理念を胸に刻み

自分の行動を律している社員の方々に対してリスペクトしているのだ。

(それを浸透・徹底させている経営陣もリスペクトしてます)


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そんな事を、

悶々と考えているところに

川上さんのブログを読んで、

ずっと引っかかっていたモノが、スッキリと取れた。




僕がずっと引っかかっていたのは


「理念を掲げる覚悟はあるのか?」


という懸念だったのだ。




理念を決めて掲げる覚悟。




いや、

掲げた理念を、守りきる覚悟

と言った方が適切だろう。




「従業員満足度を●●一にしたい」を掲げるなら

毎日、周りを大切にする覚悟。




「PR業界で●●日本一を目指したい」を掲げるなら

その努力をする覚悟。




リッツや、J&Jのクレドは確かに素晴らしい。




しかし、

「クレドの言葉・表現・内容」だけ

が素晴らしいのではない。




リッツやJ&Jが素晴らしいのは

多数の社員がそのクレドを大切にして、

守りきるという覚悟のうえ日々努力し、

自分の行動に照らし合わせているその行動そのものなんだ。




「言葉・表現・内容」だけを見れば

より素晴らしい内容を掲げている会社なんて

ごまんとあるだろう。




「リッツよりクレドの内容自体は、美しいんだけど

社員の行動は、見れたもんじゃないんだよー」


なんて会社があったら、それこそ笑い話だ。


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ブログがめっちゃ長くなってきたので、強引にまとめ。




なんとなく

モチベーションが上がったり

未来が明るくなったり

支えになるような

魔法の言葉だったら、さがすだけ無駄だ。




というか

掲げただけで叶うような

魔法の言葉なんて、あるはずない。





大事なのは、掲げた言葉を
「大切に守り、自分の行動に落とし込む」
という覚悟なのではないだろうか?



僕は、うわべの言葉よりも

「行動」を信じて、道なき道を切り開いて行きたい。





その経験こそが自信に変わり

創り上げた道こそが、

自分たちの誇りに変わると信じている。





そんな覚悟の上ならば

いま一度、みんなでビジョンを掲げて走るとういのも

ありだな、って思う。




正月には

みんなでそんな事を考えたいと思います。