hukuryuen.jpg


 

壱ノ巻 ~天~


1.『ココニイルヨ』
卍 LINE  *Challi
”チャリ”から声かけてもらって”JUST A MUSIC”にてMi3と3人で制作。
気持ちのいいメイドイン”TUFF GONG”の、他のアーティストも乗るセグにもなっているレゲエのオケに乗せた、挨拶代わりの「宣誓チューン」て感じですね。ジャマイカ人の女の子のコーラスも気持ちいい。


2.『ビューティフルカラフル』
w/寿君  *Mr.Ru-(BURN DOWN)
西のマイサウンド“BURN DOWN”の人気コンピシリーズ”South Yaad Muzik vol.8”で出した「ことやん」との曲。

MVも撮り、現場でもかなり歌ってきてる曲なんで思い入れ満点になってきた。

Mr.ビューティフルカラフル”寿君”との爽やかで力強いコンビネーションがクセになる。


3.『自由蝶』
w/RYO the SKYWALKER  *MICHEL☆PUNCH(Rockers Island)
ロッカーズ”教授”のおかげで実現したラガ王子「リョーくん」との初仕事。
もちろん仲間でもあるけど、そもそも憧れのアーティストなんで、やはりRECもLIVEも毎回感慨深いっす。
前向きな曲でリンコップ出来て最高。
ケンケンらミュージシャンたちとの饗宴も聴きどころ&MVの見所です。(特にAKIO BEATS wwww)


4.『荒野のバッファローソルジャーズ』
w/JUMBO MAATCH  *AKIO BEATS
疾走感のあるオケに硬派なバビロンチューン。
この「ジャンボくん」という漢とのコンビは、コンシャスしかないと思ってたので、
イメージ通りの、否、
生音でサックスが入って想像以上の渋い曲になったと自負しております。
空気を変える1曲ですね。
世間の皆さん、俺ら楽しくやってるけど、こう思ってるからよろしくって。


5.『EVA』
w/TAKAFIN  *BACK YAADIE
大阪レゲエの雄獅子集団“J.T.B”のTの字「タカフィンくん」。
”BACK YAADIE”としてギターを弾いてトラックも制作してくれました。
(18曲目も同じくタカフィンです。)
時空を越えるようなSF的なメッセージチューン。
映画的な世界観でお願いします。


6.『夢で逢いましょう』
w/BOXER KID  *774(中丸忍者)
数年前に中丸から出すということでハードコアメッセンジャー「ボクサーくん」から
声をかけてもらって書いた曲。
少し切なくなるような”774”の”FLEX”とリリックが胸にくる。
“J.T.B”を1枚別々のチューンでコンプリートする誇らしさも裏テーマ。


7.『タイムマシン』
w/REILI  *AKIO BEATS
27曲中一番爽やか説が出ているこの曲の相手はなんと、
俺の師匠「レイリさん」。
安定のコンビネーリョン感てところでしょう。笑
なんしか、振り返ってばかりいられないっすね。


8.『Soul Ship』
w/Kj  *Kj
「ケンジくん」とのこのWorksは俺の意識もスキルも底上げされるような、
とても素晴らしい刺激があった。7月公開の映画『アリーキャット』でも共演する彼との、
運命に後押しされた熱い制作過程は往復書簡の形をとった、
お互いの航路での飽くなき挑戦の「宣言」であり、
同時に皆んなへのエールでもあるのかもしれない。
久々に涙をこらえてリリックを書いた。豊田監督の東京湾上で撮影したMVも必見。配信第3弾楽曲。


9.『オレ』卍LINE
卍 LINE *Mr.Ru-(BURN DOWN)
奇しくも卍アルバム発売の流れと同時期に発表となった”バーンダウン”の新セグ、
HOWEVER Riddim。ソロ曲です。
ちなみにこのアルバムの卍ソロ曲の入り方には法則があります。笑
相変わらずのルーさんの爽やかなオケと、割といつもよりぶっきらぼうなメッセージの卍を楽しんで、
この先の旅へ進むパワーを充電してくださいませ。KOVA FILMのMVはYouTubeにて公開中。


 

弐ノ巻 ~地~


10.『燃えろ』
卍 LINE *Fire Musik
ずいぶん前に出来た、これまた「決意表明」のような曲。
2作目の1曲目であり、”オレ”の爽快感のままのソロで。
これもストレートに湧いてくる思いを歌に、変わらぬ自分を表現。
割とラフなミックスになりました。


11.『Z DUB』
w/般若 & SHINGO☆西成  *AKIO BEATS
品川監督の作品で、角川映画の『Zアイランド』で山場でかかる挿入歌となっている楽曲。
MVもノリノリで撮ってくれました。
AKIO BEATSのファウンデーションリメイク”Come Down”のオケに乗る、
危ないラッパー2人「般若くん」、「シンゴくん」とブチあげる”や/ば/い”。
毎回現場マショップ必至の強烈なゾンビーエナジーソング。


12.『ラガマフィンざむらい』
w/PEQUU  *AKIO BEATS
続いてAKIO BEATSのファウンデーションリメイク”SLENG TENG”と、
「ペクヤン」のロウボイス&リリックが濃いめなんで、
がっつりレゲエカラーになる本作。新しいラガマフィン達が今も街角で家で誕生していきます。


13.『M.T.B』
w/TAKE-T & BIG BEAR  *AKIO BEATS
旧友「タケシ」と「クマ」とのコンビ。
往年のあの曲へのオマージュもブッ込んだいわゆる気持ちのいい曲。
いいオケは勝手にカラダが揺れる。AKIOのオケの変化とエフェクト感も絶イ。
(最近Tさん会わないなあ。。)


14.『ヒガンバナ』
w/TAK-Z  *Kiwy
「タクちゃん」からコンビやりたいと言ってきてくれて制作。
重めのリリックもリアリティがあるのは流石。
オケは新潟の”キウイ”で初仕事。かなり高クオリティにミックスまでこなす男。
これ“ウンちゃん”のMV、かなりカッコいいんですよ。


15.『SURVIVOR』w/RUEED *Gacha(Lustrum)
「ルイード」のアルバムに入った”ガチャ”の曲。
俺はあまり出てこない。笑
無責任に楽しませてもらった味になってるなという発散感。
俺は気に入っているんだけどアイツあんまLIVEでやりたがらないよな。。笑


16.『Gaia Symphony』w/RUEED *KIREEK
「ルイード」と連投、さらにぶっ飛んだ無責任なリリックでw
”キリーク”と悪ノリで作ったような曲。笑
しかし世界チャンピオンガーサスのプロデュースで勢いのある、めっちゃ踊れる仕上がりとなりました。
遊び心満載の初のリリックビデオもこの作品。


17.『ドレミファSOLAR』
w/SHINGO☆西成 & Lee Perry  *DUPPIES BAND(みんな電力)
Bobにレゲエを教えたというリビングレジェンド”Lee Scratch Perry”様と、
「シンゴくん」再登場のこの曲は、”みんな電力”のダブという形で生まれました。
オケを提供してくれた”DUPPIES BAND”始め、”ユウタマン”、”アヤさん”、
たくさんの人のご尽力で成せた大仕事に、ただただ感謝。
未来の子供達に素敵な楽しい地球をつなぎましょ。


18.『ブリディンディンボンボンボン』
卍 LINE  *BACK YAADIE(SCORPION)
これも5th出した頃、ずいぶん前に作った“SCORPION”との久々の仕事。
思い届かず結局日の目を見ることなくお蔵入りしてた楽曲に、
改めていま息吹を吹き込んだピンポイントなメッセージを歌ったソロ。
しかしやっぱ女性のコーラスっていいよね。

 


参ノ巻 ~人~


19.『ワレワレワ』
w/DOZAN11  *AKIO BEATS
「三木くん」をして、10年に1曲の名曲。と言わしめたこの作品。
かなり老若男女に人気の配信第一弾作品でもあります。ありがとう。
MV撮影でも300人くらいの人に三角公園で一緒に飛び跳ねてもらって、
かなり高ヴァイブスな仕様となっております。
久々に俺自身で監督をしたコメディタッチなMVもDon’t miss it:)


20.『ドノツク』
w/NG HEAD  *TAKESHI BEAT(BURN DOWN)
これも”バーンダウン”仕切りの”S.Y.M vol.10”に収録されてる曲。
とうとう一緒の時は全パフォーマンス見逃したことない
「エヌジーくん」。。。団長。。。いくばくかの緊張感。。
そのプリプロからの完成度の高さに、手に汗してやりましたよ。
その拙者の前のめりなヴァースと誇らしい気分のサビもご堪能を。


21.『NIGHT DIVER』
w/ARM STRONG  *774
“DIGITAL NINJA”のヤマタノオロチベースがとぐろ巻くオケに、
ごっつい「アーム」とライフスタイルを乗せた夜の歌。
爆笑必至のラスト、自分で突っ込みどころ満載のみんな来てくれたパーティ一
ー夜のドキュメントMVもお見逃しなく。笑


22.『ゆるし』
w/MUNEHIRO  *AKIO BEATS
戦うお母さん「ムネヒロ」とショートムービーをイメージして曲の制作をした作品。
テーマも内容も構成もかなりディープ。あつみのギターもディープ。
品川監督のMVも、神社と教会の和洋折衷でかなりディープ。
そういや代官山の打ち上げまでディープだったなあ。笑


23.『Which a Crazy?』
w/KING-K  *YOKO-P(LifeStyle)
テーマもフロウも「キンケー」にかなりリードしてもらって制作。
知る人ぞ知るですが、俺はずっとコンビやりたかった一人。
声もスタイルも全部イケてます。
言い合いみたいになったのが面白い。


24.『ダイブヤブナイ』
w/Prof.CHINNNEN  *AKIO BEATS
27曲中夕方だったら1番気持ちいこと確定の、唯一のHIP HOPリメイクオケ。
ってビッグチューンだからお馴染みすぎるか。
神戸レゲエ代表「チンさん」とゲラゲラ作ったピュアでバカな歌です。笑


25.『シャングルグレー』
w/No.8   *Uyama Hiroto
地元”ヨコスカ”のアニキ「ハッタイ君」との久々のコンビ。
ハードコアで鍛えたヴォーカルで世界照準の”宇山くん(これまた横須賀)”の
アッパーなトラックに乗せてもらいました。
俺の泥酔で書いたフザケたリリックと兄いの時間かけて書いたアツイリリックが絶妙に混ざってて、
かつてない上る曲ができたと思う。これは早く”フリフリ”でやりたいな。


26.『3rd Eyeslanderz』
w/MOOMIN  *DADDY DRAGON
配信第2弾にもなった清涼感なこの曲もかなりパワープッシュしたい曲。
朋友”KOVA FILM”の最高傑作MVも然ることながら、
「ムーミン」の世界観と俺の世界観を一つにしてリリックで昇華する様を、
このグルーヴに刻めたように思ってます。


27.『愛の讃歌』
卍 LINE  *AKIO BEATS
世に有名な”カノン”と”愛の讃歌”のコラボ。包み込むヴァイオリンも生音。
まっすぐな愛の歌です。家族や仲間への愛と感謝が溢れてるのでカタチに。
不覚にも柿本監督とのMV撮影中に涙したことは内緒だよ。

 

 

映ノ巻 ~流~


1、『オレ』/KOVA FILM
子供の頃の記憶。通った小学校。グラウンド。遊具。
母校に電話して撮影の許可をもらった。
もう知っている先生はいない。でもとても柔軟な優しい対応をして頂いた。
何だか嬉しかった。31年も前からの話。
そのままの体育館。下駄箱。給食室も水道も、プールも池も。
あの頃と今は繋がっている。「一回落っこちてるけど繋がっているんだなあ。まんじ。」
三浦海岸と通学路、舞台挨拶と劇場。桜満開の日にばあちゃんの葬式やったお寺、
青春時代の京急、額縁でもかけておきたいような風景をKOVA FILMが
暖かい質感と画角、目線で撮ってくれたBURN DOWNの新シリーズの楽曲です。


2、『ビューティフルカラフル』/ISSEI
久々に初見の仕上がりに何も言うことがなかった作品だったのを覚えてる。
大阪でイッセイて名前聞いてただけあるなと思った。
1日淡路島のオノコロランドに車で遊びに行っている間に撮った、ドキュメントとも言える。
BURN DOWNのアテンドで寿と、まさに先生のいない修学旅行という感じだったけど。笑
一応パークの許可は取っていたから割と好きに撮らせてもらえて楽しかった。
侵入して撮っていた。今思うと何シーンか攻めすぎだったかもしれない。


3、『ワレワレワ』/空水
久々の空水監督作。初日にカメラが壊れてしまって三木くんのカメラで撮影したKUROFINと、
ナラマくんに編集してもらうという往年の俺たちのコンビネーションワークスで楽しかった。
三木くんのコダワリがハンパないところが、それも大変でもあり面白かった。
コメディタッチに仕上がったけど、何度見ても身内で笑ってるのがウケる。笑
仲間たちに力貸してもらって、ファンの皆さんにも三角公園まで来てもらったりして、
みんなで飛び跳ねた大真面目の大仕事にフザケた作品。
ヒザカックンとホッペの対比のシーンに注意して観てください。


4、『自由蝶』/奈良機械
ロッカーズ制作のMV。全編合成で構成。奈良機械の挑戦。
RYOくんとタッグで変えてく情勢。させない強制。この道を通せ。
というわけで、スタジオのグリーンバックで全て撮影しました。
あとは編集。膨大です。KENKENも最後に登場してくれて楽しい雰囲気が満点の作品。
「福流縁」な仲間たちに感謝。


5、『Gaia Symphony』/KOWTARAW
ある時はチーズ屋さん、ある時はお父さん、ある時は、、、
処女作ですが、ぶっ飛んでて気持ち良くかなりいい感じっす。
ナラマくんのサポートでだいぶやりたいことやってもらえたんじゃないでしょうかと思うけど、
もっともっと上を見ているんで、次も期待出来るクリエイターで楽しみです。
「DUPPIES」との縁で”ステルスソルジャーシステム”のイケてる背景を使う事が出来て、
サポートも嬉しいところです。パンチある背景がもお楽しみください。


6、『Z DUB』/品川ヒロシ
品川さんゾンビ大好きなんで、自分もメイクしてもらったりして、
この撮影は本当に楽しそうだった。笑
宮川大輔さんも参加してくれて楽しかったし活気があった。
般若くん含め佐渡島での映画撮影を経てる仲間たちとの仕事だから、
どこか阿吽だったかもしれない。けど、確実に全員が楽しんでた。し死んでた。
(最後に全員退治するシンゴくん以外。笑)
結構前の作品だけど、品川さんはMVもやべえなって才能とスタッフフォーメーション出来るから面白い。
角川さんには快く作品を貸して頂いて、今回の「沈黙」での数々のご配慮や、
会長さんのいつも優しいご厚意も本当に感謝してます。ありがとうございます。


7、『ゆるし』/品川ヒロシ
グループラインで打ち合わせが進んだ。
俺、ムネヒロ、品川さん、カズさん、メイクのはっしー。
「これ超アイデア出るわ」って品川さんの吹き出し。
教会。神社。和服。スーツ。ドレス。アメ車。テルマ&ルイーズ。タトゥー。グラサン。
どんどん決まってゆく。超早い。みんながノッてる時はあっという間に決まっていった。
数週間の撮影までの期間に、時にはそこに案件を放っておくこともあったけど。
結局は(爆笑打ち上げ話も含めて)品川さんのお兄さんがキッチリまとめてくれたので、
予算以上の作品を作って頂いたと思います。感謝。
編集も超カッコいいし、色味も渋いですな。
グループラインの写真が、俺と品川さんが夢語り合った後ウカれてる写真なのが、今更申し訳ないです。


8、『ヒガンバナ』/KEISHI UNNO
「やりたいことが出来なかった」と、カッコイイ仕上がりでブッ込んでくれるウンちゃん作品。笑
素敵なエフェクトかけて頂きました。ライオンのコートはワッペンのPINKY作です。
TAK-Zに押されるように撮ることを決めたこの作品だったけど、
改めてあいつのタイミング的にも作品もいいモノが出来てよかった。
先日ウチで「愛の讃歌」のMVを観て号泣したピュアさが、いつも曲に出てる真っ直ぐなやつだから、
応援してしまうんだろなあ。
しかし屋上は史上1、2を争う極寒の撮影だった。監督のコンソメスープが染みた。


9、『NIGHT DIVER』/KEISHI UNNO
これもウンちゃん作品ですが、
アームと仲間みんなでトライアングル/マンキャンで遊んだ一夜の、
ただの泥酔になってく人たちのドキュメンタリーです。笑
何本のシャンパン開けたんだか分からないくらいの勢いと楽しさで、
この曲のライブも何回もやった上に、来てたアーティスト達とラバダブも長いことやってましたね。笑
そしてまた呑む。呑む。呑む。という愚行を繰り返した男達の、明け方の目に宿る力をラストシーンでは感じてもらえると思います。笑


10、『3rd Eyeslanderz』/KOVA FILM
全部雨予報となっていたKOVA初の沖縄は着いたらドピーカンで、
シャンシャンの太陽が降り注いでいた。
ムーミンとDJ KEIN手引きの5泊合宿スタイルでの滞在だったのだけど、
初日からずっと晴れて、フリーの最終日前日の夜、
「明日の廃墟のシーンは雨でもいいんだけどな」なんて話して騒いでたら、
翌朝は小雨がぱらつき、クランクアップとともに雨が上がり虹が出るという体験をした。
その後みんなで訪れたガラマンジャクで、たまたま居合わせた神様の話している教授さんの口から、
「いえいえお気になさらずにどうぞ吸ってください。私は”フクリュウエン”を楽しみますから」
と言われた時には、タイトルを知ってる一同ぐうの音も出ず、ムーミンに至っては涙目にすらなっていた。
旧正月の大石林山の前夜から合流したNo.8たちとも神がかった旅をシェアした。
椎茸男さんもいたのでドタバタ珍道中感は否めなかったけど、皆んなで同じ場所に寝泊りして
ずっと楽しい先生のいない修学旅行だった。笑
この作品は、俺たちのシーンの王道のMVの作り方を、
ドローンも駆使し、さらに作品全体をオリジナルに研ぎ澄ませたKOVAの最高傑作だと、
卍鼓判を押します。


11、『Soul Ship』/豊田利晃
焚き火がキャンセルになった、Kjも映画スタッフも全員のスケジュールが合わない。
発売日に合わせる納品の締め切りの割とギリギリに合わせていたが、
珍しく天気に恵まれず、赤石Pの決断で小雨の降る前日に撮影キャンセルになっていた。
東京で海外のカメラマンのレセプションがあり代官山にいた。
あちこち桜が咲いている頃。 、、、散らさないでくれよ。Kjに電話した。
大河の撮影もアルバムのRECもあって忙しいのに申し訳ないっス、、けど船が出ないのは俺のせいじゃないよ。
豊田さんは迷いなく、東京湾の船での撮影以外は必要ないと思っているようだったから、
「窪塚がどうしてもって言うんなら撮るよ」と言ってくれたけど、
俺は舞台も映画もこの人に委ねてやってきた。
焚き火は俺のアイデアだった。
2日ズラして午前中終える。あっという間の対応と撮影だったけど、
見たことのない東京の内臓のような濃厚な川路を天井に進み、
だんだん晴れて湾の撮影となった。思い出の日差し。


12、『愛の讃歌』/柿本ケンサク
2億の世界でかかるCMの仕事した直後に俺の仕事してくれる。できる。バランス感覚と思い。
きっと自腹で、「照明部」まで連れて大阪での撮影に参加してくれたカッキー。
「生きろ」と同じシチュエーションのセットが組まれた彼が予約してくれた港の近くのスタジオで、
奥で控える家族2人を横目に撮影していたら、
募る思いとゆっくり迫ってくるレールの上のカッキーに時空が歪んで、
不覚にも涙をこらえられなかった日のうちの近所での打ち上げで、
何の話だったか熱くなって男6人と焼き鳥屋の店長まで加わって、
男泣きして人生を語り合っていた晩の翌日、
「全員分の会計をカッキーが払ってくれた」とよくバッタリ会うその店長から言われ、
「いやあ本当にありがたいよ」って言ったら店長、
「店にいた全員だよ」って言うもんで「え?30人くらいいたよね?」て。
「気分がいいから」って「是非」ってトイレ行くついでにさらっとカード出して来たって
聞いてビックリして電話したら、
「ギャラも来年でも、払わなくてもいいよ」って。。。。。
神様か。