たった一人の海 | ガーラ・アマノ 天野 洋介オフィシャルブログ【一杯やるっすべ〜!!】

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ガーラ・アマノの天野です。「秋田のいいモノ、お国言葉でご紹介!口上人」プロデューサーと2013ミスユニバース秋田代表・久杉香菜のマネジメントをしております。Web制作、TV番組・CM制作、CGI開発など、秋田のNo.1クリエーション企業を目指して奮闘しています。



会社のみんなには内緒なのだけど、今日由利本庄市、にかほ市のお客様を訪問した帰り、高速を降りて一服しようと思い、めずらしく道川の海に立ち寄った。
 雨上がりの夕日がきれいで、ふと気がつくと、海には俺一人。

 ちょうど車中で聞いていた、龍馬伝のサントラの16曲目「謳歌」がかかっていた。
海の音と夕日と、あまりにばっちり曲が合っていて感動。

龍馬伝では、「第七話:遥かなるヌーヨーカー」の中で、一緒に海にでかけた龍馬の父、八兵衛さん(故児玉清さん)や、おとめ姉やんはじめ家族の前で、龍馬が自分はこれから世界に向かって進む、いずれみんなを船に乗せて連れて行く、という志を伝えるシーンです。

 八兵衛さんが言います。
「龍馬、おまんはそんなことを考えちょったか。楽しそうな旅じゃ。うん。みんなあで行くがぜよ。こんな嬉しい日は初めてじゃ。」

 龍馬の志に比べると、おれの志なんてかすみたいだなあ、なんて思いながらも、その謳歌があまりにその景色にあいすぎていたので、そのちょっと優しい夕日に、しばらく見とれていました。

 児玉清さんもあんなに素敵な演技で、そしてお元気そうだったのに、なぜあんなに早く逝ってしまわれたのだろう。 
 年末の龍馬伝の最終話の前に、雅子さんと一緒にテレビに出ていたのに。
あの龍馬との別れの涙は、いろいろな思いがあったに違いない。

 志。