夏休みも終盤ですね~
宿題終わりましたか?

先ほど、FM京都αステーションに出てきました。
10月に京都は山科のブライトンホテルでやるディナーライブの宣伝ということで、ブライトンホテルの方も来ていたんですが…

いつもの調子でゆる~い会話を繰り広げるメンバー、なかなか始まらない宣伝にブライトン広報氏はヒヤヒヤだっただろうなと、心より残暑お見舞い申し上げたい気持ちでありました。

さて、さっきもラジオで少し話したんですが、宿題のお話。
僕、小学生の頃は宿題というものをほとんどやった記憶が無いんですね。
夏休みや冬休みは冊子があったのでちょっとはやった(じょうじくんのを写した)ような記憶がありますが…

姪っ子をみてると、日々の宿題ってのが毎日ちゃんと出るわけで、きっと僕もそうだったはずなんですが、本当にやらなかった。
ドリルをやらないから漢字テストは、嘘みたいな話だけど0点の常連さん。

しかしなんと、そんな僕が唯一自主的にやった宿題があります。
五年生の頃、「自由ノート」なる宿題がありました。
特にドリルだ何だと出す宿題がない時、「自由ノート」が出るのです。

「何でも良いから1ページ埋めてくる」

というこの極めて難解な宿題に、ようすけ少年は、始めて挑んだわけです。

あんなに頑なにやらなかった宿題に何故今更手を出す!
少年!自分を見失うな!

まぁ、そう怒らないでください。
自由という甘い響きに、ついふらふらぁ~っと
「万が一自分がやるとしたら…」
と考えてしまったのです。

「…としたら、問題は、いかにこの1ページを大きく使うか、だ。」

「そうだ、絵を書こう!でも絵は苦手だから地図にしよう。」

地図と言っても、地球儀を見つめ、適当な島を見つけて、ただぐるーっと円の歪んだようなのを書くだけです。
んで、「スマトラ島」と。

これで1ページ、宿題はおしまい。

翌朝、宿題をやってしまった真っ当な自分に照れながらノートを提出すると、
こんな僕が宿題をやって来た!というのでクラスメートも先生も騒然。
ノートにははじめて大きな花丸をもらいました。

それから一年間、僕は月経程にたまにしかやって来ないこの宿題だけは、自主的にやったものでした。
がっ…


自由は長くは続きませんでした。
五年生最後の「自由ノート」の時が来たのです。
動機は何であれ、はじめてこの手でやり続けた宿題。

スマトラ島、ジャワ島、スリランカ、シンガポール、タスマニア島…

島の絵はもう10個近くたまりました。
それなりのやりがいも出てきました。
先生も毎回大きな花丸をくれます。
「いつも楽しみにみています」と一言添えて…

その「自由ノート」がこれで最後と思うと、ようすけ少年なりに感慨深いわけです。
「宿題ってのも悪いもんじゃ無いのかもな…」
と。

よし、じゃあ今回は集大成だ!
そうだ、クイズにしよう!
先生が知らないといけないから…
そうだ、北海道を書こう!

そうして、ようすけ少年は地球儀とにらめっこして、ページいっぱいにデカデカと北海道を書き、最後にしてはじめて下に

「北海道」

ではなく、

「問題:どこの島でしょう?」

と書いたのです!



翌日、学校からの帰り道、少年はノートをみつめて涙ぐんでおりました…

家に帰って真っ先に向かったのは地球儀。

地球儀の北海道と、僕が書いた「北海道」…

これで最後の「自由ノート」のそのページには、
大きな花丸と、その横に

「難しいな…。先生にはよくわかりませんが、楽しいノートでした。よく頑張りました。」

うん、だよね、これじゃわかんないよね、先生は悪くないよ。
だって下手だもん。

「あー、もーぅやーめたっ!」


翌年度、先生が変わってまた「自由ノート」はシレーっと始まったが、何もする気になれなかった。

唯一、その日が暇過ぎてしょうがなくてやったのが最初の1ページに。
そこにはデーンと
「皇太子殿下ご成婚」の記事が糊で貼られ、下には

「まさこさまはきれいだな。僕もこういうおよめさんがほしい。」

記事の下をペロッとめくると、ポツンとちっちゃな丸が一つあったのでした。
他のページは真っ白のまま、卒業して今に至るわけでした、
とさ。
おしまい。


良い子のみんな!
宿題なんかやめちまえ!
その分一生懸命遊べっ!
ろくな大人にならなくたっていい!
楽しみを、喜びを、知れ!

というわけで、よーすけ叔父ちゃんは二泊三日の実家の家族旅行に行ってきまぁ~す☆






ようすけ