朝七時前にヘルパーさんに電話をしました。

てっきり母に関することだと思っていた私に、ヘルパーさんは父の様子がおかしいと話し出しました。

受け答えがはっきりしない、ボーッとしておられる、いつもなら冗談言って笑わせてくれるのにと。


その時私の脳裏には、脳梗塞と言うことばが浮かびました。


急ぎ実家に電話すると母が出で、父はまだ寝ているとのことでした。

起きたらすぐ電話して。

起きたら病院に行って。

と言いましたが、要介護1のアルツハイマー認知症の母は要領を得てません。


9時半か10時頃電話で、父が起きたというので変わってもらい会話をしましたが、私の切ってることはを何一つ理解できてないし、父の言ってることも一つも理解できませんでした。


仕事の主人に状況を説明し、母のケアマネさんや訪看さんにも連絡し、すぐに救急車呼ぶので行ってほしい旨言いました。


私と両親は他県住まいです。


訪看さんは他県から救急車は呼べないと一点張り。

主人は早く救急車をと言ってきます。


訪看さんに、では、そちらから救急車を呼んでもらえないか頼むと、かかりつけに電話してみますとのこと。


一刻を争うと思ったので、それでは困るといっても、かかりつけ医にと言って、埒が明かない。


主人は業を煮やし、救急車を呼ぼうとした時、訪看さんから連絡が入り、かかりつけ医ではMRIもないのではっきりした診察ができないので救急視野を呼んでくださいと言われて呼びます、病院は国立の病院でいいですかと尋ねられ、済生会をと頼みました。


救急車が来たのはもう3時でした。


結局、国立は受け入れられないと、済生会になりました。


訪看さんにお礼を言い、主人が帰ってくるのを待ちました。


済生会、先生からの電話。

脳梗塞を起こしてます。

頸動脈の血栓が破れて飛んで左脳に中くらいの塊が4.5個、小さい塊がたくさんできています。

言語障がいと記憶障がいと半身麻痺がみられます。

長文で話さないでください。

などなど説明がありましたが、メモをしてあとから読み返してもわからないことだらけでした。


命が助かってよかったことを思い主人の車で済生会へ向かいました。

病院についたのは7時半頃でした。

母は、父の病室でソファに座ってました

個室でトイレもソファも冷蔵庫もありました。

点滴を受けていた父は、私たちが来ると起き上がろうとしたので、とても驚きました。

何をしようとしているのか尋ねても埒が明きません。

柵も付けてありましたがそれを乗り越えようとするのです。

点滴台は倒れようとするし、とても危険でした。

看護そさんが3人慌ててこられました。

父の体に、動いたらナースステーションに連絡が入るセンサーが付けてありました。

父はトイレに行きたかったようです。

点滴を抜こうとして針が曲がってました。

車椅子でトイレに行ってました。

歩きて5歩ぐらいの距離です。


話はできましたが、何を言ってるのかよくわからず、また、こちらのことばも長文では聞き取れてないようでした。


一騒動のあと、母と主人と私は病室をあとにしました。

皆疲れてました。


そして、私は、この日から実家にいることとなりました。