ある企業様で職場の雰囲気が悪い

とご心配の社長よりご相談いただきました。

「なんか職場の雰囲気がピリピリして嫌なんだよ」

僕はその日一日事務所で作業するふりをして

人を観察していました。

すると一人の上司が部下に何か話しています。

「同じことを何度も言わせるんじゃない」

「いつになったら覚えるんだ」

かなり怒っていらっしゃったので少し後に

「どうかなさったのですか?」と聴いてみました。

「あいつは何回言ってもダメなんです」

「言うのも疲れてしまいました」



なるほど



私「何回も注意してはいけませんかね?」

上司「何回も言うのは嫌じゃないですか」

私「なんで嫌なんですか?」

上司「私もやることがあるし、彼だけが部下じゃないんです」

私「周りに目配りする時間、あなたの仕事時間がなくなるから?」

上司「そうです」



「怒りとして伝えないで助けてほしい気持ちを伝えたらどうですか?」


①君が一回で仕事を理解してくれないと

②私は他の部下の仕事を見たり自分の仕事ができなくて

③心に余裕がなくて困ってるんだ


君ができることで私を助けてほしい

そう

助けてほしいんです

こうした本当の気持ちが怒りという表現になって現れると

周りの社員は敏感に感じとって職場がピリピリしてしまいます。

伝え方、あなたが悪いではなく、私が困っている

きっといい雰囲気の職場になりますよ社長!