今週もまた.. 健康でご機嫌に暮らす事が何よりやと..   もいっかい書いとこうかなあと思います。今週もまたこうして更新できた事に感謝して...

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1メートル先で自由自在に高音部を歌い倒すデ・すす! ぱんぱんに張りつめ.. とつもなく良く伸びるその高音はどうやって出しとんねん? って.. 瞬きもせず食い入るように見つめた結果...  その謎はふいに解けることになる...

あっ?  これって... まさか...  【半ウラ】... やったんか...

正式に何て言う声の出し方かは僕は知らない。んでもこの声の出し方は... まさしく高校生の頃.. 僕らが「半ウラ」と呼んでいた.. ハードロック・シンガーが得意として出していた声の出し方..

喉の使い方はウラ声と同じやけど.. お腹から声を出す所は地声と同じ。なので当時の僕らは..「半分だけ裏声」って意味で、そう呼んでたんやけど..  この声の出し方で歌うと「声量」や「張り」は地声と変わらないかそれ以上.. 何より大きいのは声のフィールが変わらないんで、地声から移行する際に違和感が無いって所にあるんやけど...

この「半ウラ」ってやつ...

僕が高校の頃に所属していた「フォークソング部」とは真逆のポジションにいた...「軽音楽同好会」が得意としていた歌い方でもあり... もちろんうちのクラブではそんな歌い方は厳禁!! したがって..そんな出し方は練習も研究もな~んもしてこなかったんやけど... 実は..

僕が敬愛してきたたR&Bは.. 僕らが否定してきた「発声方法」をもって歌うもんやという事実を...まさにこの瞬間に理解できたって訳やね。

20年来の誤解が解けた感慨に耽りながら..なおもデ・すすを見詰めつつ..僕はこの教会に来た頃の事も思い出す... とてつもない高音を軽やかに歌い泳ぐ3daysちゃんに... どうやって高音を出してんのか聞いたんよね。...んで...その時彼女の答えがこう...

裏声か地声か?... あんま意識した事は..ないよねぇ」...

この... 2年来、理解できなかったこの言葉の意味も... この先生の先生であるクレバーな大男が僕に教えてくれた事になるんやけど.. ともかく! この日を境にして、僕は「ファルセット」も「半ウラ」も積極的に自分の歌の中に取り込んでいく事になった事を思うと...  ほんまこの日の特別レッスンこそが、僕の歌人生に最も大きな衝撃を与える事になった日やったんやと思うなあ...

ともあれ.. 3周年LIVE前日。やるべき事をやり終えた達成感と... たくさんの事を学んだ充実感で.. ぐっすりと眠りについた僕は.. さわやかな目覚めとともに本番当日の朝を迎える事になる。

~つづく~