さてクワイヤーな日々をぼちぼち書いていかなあかんねんけど....どっから書こかなあ...ってやっぱり初日の出来事からか...んんん....そうそう..思い出してきた...ではではいきまっせ!

初めてそこを訪れたのは、そのライブのあった日の翌土曜日。そこは当時僕が住んでいた社宅からチャリで十分くらいの所にある見事なお御堂で有名なカトリック教会。僕は五月の爽やかな晴天の中、期待と不安で胸膨らませながらご自慢のかまきりハンドルの紫のママチャリを疾走させてその場所にたどり着く

練習はその教会の会館の中にある大きな会議室のような場所。練習はざっと30~40人が参加。

で、いよいよ練習が始まるか?って思ったら、その前に恒例らしい自己紹介が始まった。端っこから順に自分の愛称を名乗ってから一言付け加えて次の人にバトンを回すルールらしいのだが...突然そんな...何をどう話そう..ってもう自分の順番が!ええい!ここは一発かましたれ!

ってわけで、緊張の中、自分はバンド経験者であり、ブルースやR&Bに影響を受けクックやアレサの源流をたどった結果ゴスペルに行き着いたってな事をもっともらしく話し、最後に頑張りますの決意を添えた。

緊張の自己紹介が終わり座ろうとした時、「せえーのっ」の掛け声とともにその場にいた全員が叫ぶ。

             「ウェルカム トゥー ザ クワイヤ~!!」

のああ~~っ。お決まりらしいコールとともに盛大な拍手とにこやかな笑顔が僕に注がれ...そりゃもううれしはずかしで....またももうつむき頬染めるはめに!!

そんな僕に3daysちゃんが笑顔でこんな言葉を残す。「ここでならきっと話の会う仲間が見つかるよ!」

この時、参加者の何人かが大きく頷くのだが、今となってはそれが誰だかはわからない。けど、この予言はぴたりと当たり、この後音楽マニアな連中と友達になっていくんやけど....やっぱりこれも後の話...