みなさん、こんばんは。

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

今日も仕事×行動経済学です。

私たちの生活には「交渉」は欠かせません。大きなものから、時間をかけるのがばかばかしくなる小さなものまで数限りなくあります。

今回は小さな交渉に使える「パワー オブ ビコーズ」【相良奈美香「行動経済学が最強の学問である」】理論を紹介します。最後までぜひ読んでください。

 

 

 

今日の要点

・小さなお願いのときは理由をつけてお願いしよう

・理由は何でもいい

 

 

  1 言おうかな?やめようかな?

 

 

日々の仕事、生活の中では、山ほどの「交渉」がありますよね。

 

 

 

中には、こんなことに悩むことありませんか?

 

「この佐藤さんに頼んだ仕事、締切過ぎてるけど、言いにくいな…」

 

「ちょっと高橋さんに手伝ってほしいなあ…」

 

「絶対間に合わない。1日だけ締切を伸ばしてもらいたいんだけど…」

 

 

こんな感じで、小さなお願いなんだけど、なかなか言い出しにくいときってありませんか。

 

 

 

今日紹介する理論は、そんな小さなお願いの場面で有効とされるものです。

 

「パワー オブ ビコーズ」と呼ばれるものです。

 

 

 

 

 

  2 何でもいいから理由をつけてお願いしよう

 

 

パワー オブ ビコーズ とは次のように説明されます。

 

 

 

    

直訳すると、「理由のパワー」。何か人にお願いするとき、「理由」を添えるだけで、受け入れてもらえる可能性がぐんと上がるという理論です。

相良奈美香「行動経済学が最強の学問である」

 

 

この理由についてのポイントは「何でもいい」ということです。もっと言えば理由になっていない理由でもよいそうです。

 

 

 

 

  3 人は直観でものを聞いている。だからテキトーな理由でいい

 

 

なぜ、それが通用するかというと、みんな普段の意思決定は熟考するわけではなく、直観的な思考であるシステム1と呼ばれる思考を使っているからです。

 

だから、理由は何でもいいのです。

 

理由になっていなくてもいいのです。(笑)

 

「ちょっと急いでいるので○○してもらえませんか?」

 

「○○さんの力が必要なので□□してください。」

 

「1つだけ必要なので、先に1つだけ貸してください。」

 

 

小さなお願いをすることに時間をかけてはいけません。

 

時間の無駄です。

 

テキトーな理由をつけて、さっさとお願いしましょう。

 

 

 

 

行動経済学の理論を使って業務の効率化を進めましょう。

ぜひ今日から取り入れてみてください。(ただし、重要なお願いはしっかりと考えてお願いしましょう。)

 

 

 

今回の記事が、わずか1ミリでもあなたの助けになっていればうれしいです。

 

それでは、今回も私の大好きな寅さんのせりふでお別れです。

 

「夢なんて見てないでぐっすり眠りましょう!」