みなさん、こんばんは。

 

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

今日は、仕事の効率化を一気に推し進める「機会コストを意識することの大切さ」をご紹介します。

 

 

今日の要点

・埋没コスト、機会コストという概念があることを知ろう。

・埋没コストよりも機会コストを意識して意思決定をしよう。

 

 

  1 「分かっちゃいるけどやめられない」が仕事を停滞させる

 

 

お笑いコンビかまいたちのネタに、買い物の際に「これまでポイントを貯めていなかったのに、今日から貯めようという気にはなれない。これまで貯めなかったポイントがもったいない」というような趣旨のものがありました(笑)

 

また、クレーンゲームで一つのぬいぐるみをゲットするために、例えば3千円も費やしてしまった場合、それを取るまでやめるにやめられませんよね。

 

このような心の働きを「埋没コスト」といいます。相良奈美香さんは次のように説明しています。

 

 

一度何かを始めたら、たとえ成果が出ていなくても、そこに費やした時間・お金・労力を取り戻そうと継続してしまうという非合理なバイアスです。

     『行動経済学が最強の学問である』

 

 

 

これは仕事にもあてはまります。例えば・・・

 

 

新しい技術や機器等が導入されたにも関わらず、「今のやり方でこれまでずっとやってきたんだ!」という理由で、なかなか新しいものに切り替えられないことはありませんか。

 

ICTを積極的に導入する職員がいる反面、徹底してアナログでやり続ける職員はいませんか。

(もちろん、どちらも良い点はあるのでしょうけど・・・。)

 

 

地道に時間を掛けて取り組んできた仕事が、ある日突然一瞬で終わるようになってしまったら、「今までの自分は何だったんだ・・・。」と落胆する気持ちはよ~く分かります。

 

でも、そこから抜け出さない限り、いつまで経っても仕事の効率化は進まず、逆に仕事が停滞する原因になってしまいます。

 

 

 

 

  2 「機会コスト」を意識して、新しい方法をどんどん取り入れよう

 

 

埋没コストを知っておくことも、非合理な意志決定を防ぐ一つの方法ではありますが、それと同時に知っておいてほしいことがあります。

 

それが 機会コスト です。相良奈美香さんは次のように説明しています。

 

 

上手くいかないプロジェクトを埋没コストでずるずると続けていたら、その時間で新しいプロジェクトを始めるチャンスを失ってしまいます。すでに上手くいっていないプロジェクトを継続するエネルギーや予算や人材を別のところに回したら、新たな機会が生まれるはずです。

 

    『行動経済学が最強の学問である』

 

 

 

つまり、古い効率の悪いやり方に固執するあまり、たくさんのもの、時間・金などを失ってしまうということです。

 

仕事で考えると、例えば、表計算ソフトでひとつひとつ手打ちをして入力している人が、一瞬で計算できる数式を知ったとします。「今まで手打ちでがんばってきたのに・・・」という思いを捨て、数式を使えば時間を手に入れることができるのです。

 

また、転職に迷っている人が、「転職によって失うもの」ではなく、「転職しないことによってどんなチャンスを失っているか」を考える、つまり機会コストを考えれば新しい一歩を踏み出す原動力にもなりえるのです。

 

 

 

3 チャレンジングな人生を送る第一歩になる

 

「続けてきたからやめたらもったいない」という埋没コストではなく、「やらないことがもったいない」という機会コストを意識することで、新しいものに挑戦したり、取り入れたりしていこうというマインドになることができます。

 

新しいことにチャレンジし続けることで、周りからも一目置かれる存在になるでしょうし、何よりあなた自身が自分のことをもっともっと肯定できるようになるんじゃないかなと思います。

 

 

 

 

今回の記事が、わずか1ミリでもあなたの助けになっていればうれしいです。

 

それでは、今回も私の大好きな寅さんのせりふでお別れです。

 

「夢なんて見てないでぐっすり眠りましょう!」