WEBクリエイターの木 -34ページ目

質の高い素材と共に笑いも提供してくれるサイト

はてなブックマーク の常連サイト「GIGAZINE 」。

gigazine


もうおなじみかも知れませんが、特定のある一部のジャンルの情報に限らず、最新情報、プログラムスクリプト、レビュー、素材、ゲーム、おもしろムービー、試食、インタビュー、とそれはもう幅広いジャンルを扱っていて話題に事欠きません。


どこから見つけてくるのか海外のサイトのおもしろ写真などを取り上げて、必ず独自のコメントをつけて発信しています。


頻繁に更新されるので一日三回くらい仕事中にチェックしていますニコニコ


GIGAZINE運営者の山崎さんいわく、
「どうしても専門化するのが普通です、ニュースサイトであろうが知識であろうが趣味であろうが。そういう専門性を排除し、それらすべてを横断的に見渡すことのできる視野が今の日本人には必要だと考えています。あるジャンルには詳しくても、違うジャンルについては全くの素人では、発想が貧困になります。また、違う側面からモノを見る癖をつけないと我田引水になってしまいます。時々に応じてスタイルは変えてみるのがいい。正解なんてないです。だから、自分にあった仕事術を探すのではなく、あらゆる仕事術を試してみるのが、きっとベストではないがベターだと考えます」


このサイトをチェックしていれば情報通になれるのは間違いなしビックリマークと共に、注目すべきは素材サイトです。海外の秀逸な素材サイトなど、普段お目にかかれないもの掘り出しものが紹介されて非常に便利です。


以下にGIGAZINEさんが取り上げているWEBデザインに使える素材関連をまとめています。


いろいろな用途で使えるミニアイコンあれこれ


ひっかき傷風のかっこいいフォントいろいろ

映画のタイトルロゴを模したフォント集


高品質でフリーのウェブサイトテンプレート集「TemplatesBox.com」


Illustratorで写真のようにリアルなベクターアートを作り出す


Photoshopでパノラマ画像から惑星を作る方法


Photoshopでポップアート風の画像を作るチュートリアル


Photoshopで写真をベクターアートにするチュートリアル


Photoshopによるマットペイントの仕方


Photoshopを使ったあなただけの星の作り方


いろいろな壁紙を配布しているサイト一覧まとめ


無料の音素材がダウンロードできる「The Freesound Project」


Photoshop用ブラシが180種類以上ある無料サービス「PS Brushes」


1万3000枚以上の写真をロイヤリティフリーで提供する「Image * After」

「センスがない」に効く WEBデザインのセンスをハヤク上げる方法 ~写真編~

クウォリティの高い写真をイメージとして使っているサイトは、それだけでサイトのデザインセンスが良いと言われます。写真は容量がテキストやイラストの何倍もありますが、それだけ多くの情報が詰まっていて、相手にメッセージを語る力が強いです。今日は良い写真を使ってサイトの印象をよくするため、素材を使うことをオススメします。

良い写真とはなんだろうか?

写真を携帯カメラ程度でしか撮ったことがない私は、どういう写真が「良い写真」なのか全くわかりませんでした。

「これは良い写真」

「これは悪い写真」

感覚でとらえられるようになるには、悪いものと良いものを良く見て比較することが必要だと思います。


「悪い写真」を用意するのは簡単。私のような素人が普通にとった写真です。こういうものは普段見慣れているしょぼんので、「良い写真」がたくさん見られるサイトを紹介します。


イメージナビ

まずはイメージナビ


有名な「素材辞典」をはじめ、高品質なストックフォト(お金を払って買う写真)を好きなだけ見ることができます。このページの写真検索の欄に、たとえば「携帯電話」と打てば、携帯電話を使っているイメージの良い人たちの写真がずらりと出てくるのですビックリマーク商用写真なので一定のクォリティが保たれていて、いわゆる「良い写真」がたくさんあります。


さすがプロ。素人の撮った無料の写真と比べると違いがよくわかります。


ちなみにWEB用画像としてダウンロードしようとすると15,000円ガーン。一般市民の私が個人で写真一枚使用するには割高です。


使用するときは、文字の透かしが入ったプレビュー画像をダウンロードすることができるので、それを使って形を作ります。クライアントに「こんなんどうですかね?」と見せ、「お、いいねー!ニコニコこれで行こう!」とデザインのOKをもらったら「・・・実はこの画像はお金がかかるんですよべーっだ!」と切り出して見積もりに加えるという方法がよく使われます。



続いて紹介するのはamana です。

amana

ここには企業広告で使われている写真などがそのまま展示してあったりして、さらにクォリティが高い写真を閲覧できます。企業ブランディングのための写真や商品写真などは、まさにその会社の顔。それはそれは力の入った写真とプロの補正技術を見ることができます。


もう一つ紹介するのはgettyimages

ゲッティ

ここは雑誌やCDのジャケットに出てくるような、ページの「主役」になるような写真がたくさんあります。これにタイトルとか見出しを入れたらそれで作品として出せそうな内容。一枚の写真に物語があります。


こういった写真をよりどりみどり、タダで見ることができます。



しかし紹介した写真販売サイトの写真は、個人が使うには高過ぎますショック!


個人で使うならオススメはこちら。

フォトバイブル

素材辞典フォトバイブル


素材辞典の1-100までの20,000点の写真が8,500円とお買い得。デザイナーならずとも持っていて便利です。640×480pixelの大きさですが、WEBサイトを作る上では全く問題ありません。なにか作るときにここから引っ張ってくるようになればそれだけで「○○さんセンスいいね」と言われること請け合いです。(あくまで素材などを知らない人向けです。)


それから満タンWEBのフリーパック も使えます。

こちらは写真とよりイラストが多いですが、パワーポイントで提案書など作るときにこれを使うとクォリティが上がります。1年間の使用で9,800円。


こういう時はアレ、この時はココ、と知っていれば、自らすばらしい写真が撮れなくても、クォリティを早く上げることができます。


以上。「センスがない」に効く WEBデザインのセンスをハヤク上げる方法 ~写真編~でした。

「デザインセンス」は降ってくる?

「デザインセンスがないしょぼん」と思っていた僕は大きな考え違いをしていました。

僕は「センスがある人」というのは、深く考え込んだりせずにインスピレーションを受けてチャッ音譜チャッ音譜と作る人だと思っていたのです。


チューリップオレンジチューリップピンクチューリップ赤ハチ


僕は理系の大学に通っていて、デザインとはほとんど縁のないところにいました。理系というとアレです。一般的には研究室のサンダル、髪はボサボサ、色白、レポートや研究に追われる人が多い集まりで、「Enjoy音譜キャンパスライフビックリマーク」って感じとは違う工場のような、デザインとはほど遠い「現場」というような所でした。(今は変わっているかもしれませんが)


5年前にクリエイティブ系の仕事にあこがれ、デザイン会社に飛び込みました。

その会社は3人ほどで回していて、だれもが認める優秀なデザイナーの女性がいました。彼女は美大卒。油絵を描かせたら原色の黄色を使い、大胆な筆遣いで見事な作品を仕上げる「センスの塊」のような人でした。彼女が作るWEBサイト、広告等の各種デザインでその会社は回っていました。


僕にとっては「住む世界が違う人」でした。


その人から学んだことを3つほど書きます。


1.ある時マイナーな映画のアニメっぽいロゴを頼まれました。PhotoShopの前で「うーんむっ」と悩み、3日かけて提出した3案が、クライアントのもとで結局ボツダウンになりました。その後、同じ仕事がデザイナーに振られると、彼女はすぐにTUTAYAへ。CDやアニメなどのロゴを調査し、帰ってきたら数時間でどこに出しても恥ずかしくない見事なロゴを作成しました。


わかりやすく、「僕」→「センスのない人」、 「デザイナーの彼女」→「センスがある人」ということで見てください。


「センスがない」と言っている僕のやり方がよくありません。PhotoShopのサンプルやフィルタなどしかネタがない僕の作品は貧相なものです。パソコンの前で唸っていても、僕の引き出しにないものはないのです。対して彼女はどういったロゴがこの分野で受け入れられているか。綿密な調査で現状分析し、参考要素を捜して、「チャッ音譜チャッ音譜」と作っていたのです



2.彼女「この図形はどうしてココに配置しているの?」 僕「いえ、なんとなくいいかなっと思って・・・」 彼女「それじゃダメだよ。すべての配置には意味がないと。


「センスがある人」というのは特に考え込まずに直感でやっているのかな、と思いきや、とても精密に考えているのに驚きました。少なくとも構図、配色、文字、緊張感、バランス、アクセント、動き・・・、様々なことを考えて作っています。何度も実践してきて、それらを考える速度が速いから、素人目にはなにも考えずにやっているように見えるのです。



3.「どうすればセンスがよくなるんですか?」と彼女に直接質問したところ、「そうだねー。まずはいろいろみないとね。雑誌、パンフレット、広告なんかからいいものを抜き出してどうやって作ってるか考えてみることかなー。」と。


これは具体的に、なにがいいデザインでなにがよくないデザインかわからない僕に、まずはいいものを見る目を養いなさいという

アドバイスでした。知識のない僕には何が良くて何が悪い、それがハッキリしていなかったのです。


チューリップ黄チューリップ赤チューリップ紫チューリップピンクチューリップオレンジ


結局、様々なデザインの要素を「美大卒」や「センス」という言葉で片づけて、肝心なその人の努力を見逃していました。

センスがいいと言われる作品を作るには試行錯誤、もがき、探求、分析、最新動向の調査、分野別の傾向など、様々な要素が必要です。


ただ、これらは後からでも十分身につけられるものです。センスには生まれつきもっているものと後から身につけられるものがあるとしたら、後から身につけるものを磨けば十分やっていけます。

「自分にはセンスがない」と思っている場合、「センスは降ってくるもの」というだけではなく、「今から学んで身につけられるもの」です。