トーンカーブを覚えておけば写真補正はほぼOK
「初心者です。PhotoShopCSをひょんなことから手に入れたのですが、機能が多くて使いこなせていません。デジカメで撮った写真をある程度きれいにしてホームページに載せたいのですが、どうしたらよいでしょうか?」
質問ありがとうございます。早速ですが、「ある程度きれいに」ということなのでてっとり早い修正方法をお伝えします。PhotoShopがあるならば次の機能を使えば大抵のデジカメ補正は済みます。
「トーンカーブ」
ホームページに掲載するデジカメ画像ということで、サクサク補正するにはこれが一番です。
これは簡単にいうと写真の色のバランスを崩さずに全体を補正できる機能です。私の知っている印刷会社のプロのオペレータもこれで補正していました。
こんな風に使います。
まず携帯カメラで撮影した画像をPhotoShopで開きました。
画像サイズが大きいので、まずは[イメージ]→[画像解像度]メニューでサイズを調整。横幅のところを250pixelに変更してOKを押しました。上の画像の横幅が250pixelです。大体これくらいの横幅になります。
ちょっと暗いですね。最近のデジカメの画像は高性能なのでだいたい明るくしてあげればそれで済みます。
さあここからがトーンカーブ
トーンカーブはCtrlキーを押しながらMキーを押して立ち上げましょう。(Macはアップルキー+M)
ショートカットで立ち上げると使いこなしている感が漂います。
この斜めの線の真ん中をドラッグし、
明るくなります。
それからもう一回Ctrl+Mで開いて、今度は真ん中の線を
こうなります。コントラストをあげた形になりました。風景などはこれで十分でしょう。1分です。
車や時計などの光ものはどぎつくコントラストをかけるときれいに見えます。
以上。
トーンカーブでRGBのすべて色を明るくし、メリハリをつけました。
また、トーンカーブはRGBの色別に色を操作できます。
これでたとえばレッドを指定して、レッドだけつまんでさっきのように引き上げると、写真に赤みが増します。逆に青かぶりしているときなどはここでブルーを選んで真ん中のつまみを下げると直ります。
そういうわけで、核心的には
「Ctrl+Mを押してトーンカーブで補正」
これだけ覚えておきましょう。
おまけ
ちょっとメリハリを強調したかったら覆い焼きツール、焼き込みツールを使ってみましょう。
ブラシの枠を指定し、手動で位置を指定して暗くしたり明るくしたりできます。
最終的に2分でこれが
違いがわかるようにあえて。
補正が終わったら[ファイル]→[Web用に保存]でJPEG高画質で保存しておけば問題ないでしょう。
toshiさん質問ありがとうございました
1通でもお便りきたらいいかなと思っていましたが、思っていた以上にたくさんきて本当にビックリしました。質問というよりブログへのお礼のメールが多く、こんなにしっかりと読んでもらえているんだと感じて感無量です。ブログの著者にこういうお便りをしたことがなかったので、私もいつもお世話になっているホームページの作者の方にお礼を入れようと思いました。本当にありがとうございます。
引き続き質問等受け付けております。
今後ともよろしくお願いします