セカンドライフの逃げ方。
電通が死ぬ気で流行られせようとして、それが必死すぎて逆に
一般ピープルが引いてしまってもう取り返しがつかない感のある、セカンドライフですが
それでも日々新聞の端っこのほうに、「あの大手企業もセカンドラフに参加!」とかの
記事を見かけます。
「やわらか戦車」の二の舞を踊らないように躍起なのが、痛々しい。
ここでセカンドライフってのを少々説明しておくと、簡単に言えばネット上の3D仮想空間です。
3Dの中のキャラクターが、服や靴を買ったり、土地や島を持ったり、家や車を持ったりできたりして、
その自由度は、まさに「セカンドライフ」の名に相応しい、第二の生活がおくれるわけです。
仮想空間で。
さらにセカンドライフは、ゲーム上で使うお金と実際のお金を換金できるという概念を持ち込みました。
ゲーム内のお金(リンデンドル)は、大体1ドル=270リンデンドルで、日本円で直すと1ドル=120円とすると、100リンデンドル=45円ということになります。
そしてゲーム内ではアクセサリーや服は、50~300リンデンドルぐらいで相場が動いています。
ちなみにアクセサリーや服は、自分で作ることが出来て売ることも出来て、それに著作権をつけれます。
ということは、いいアクセサリーが出来て大量に売れれば、
リンデンドルが溜まる
↓
ドルに交換
↓
円に交換
↓
大金持ち
という図式が成り立ったりするわけです。
さらに島や土地も購入出来たりして、それでも儲けたりできます。
島を購入する
↓
島に人が集まる
↓
人が土地を欲しがる
↓
土地を売る
↓
リンデンドルが入る
↓
リンデンドルをドルに交換する
↓
ドルを円に交換する
↓
大金持ち
という図式です。
ちなみに土地を借りるのは、ピンきりですけど月1200円とかかかるらしいです。
(↓探偵ファイルから拝借)
今、日本人街は廃墟らしいので、ビジネスチャンスは転がってるかもしれません。
(まぁ日本人街も電通が作ってるので、だから電通が流行らせようと必死なんだけど)
ドイツ在住の、アンシェ・チャンさんは土地転がしで年間100万ドルも稼いでるらしいです。
話は変わりますけど、1600年頃のオランダに、「チューリップバブル」ってのがあったってのをご存知でしょうか?
チューリップの球根が高騰して、バカみたいな値段で取引されていたという、バブル経済の始まりとも言われている現象です。
チューリップがオランダの金持ちの間でブームになり、それに目をつけた投資家がチューリップで先物取引したけど、それが急に100分の1の値段に落ち込んだという、まさにちょっと前までの日本の土地&不動産バブルとまったく同じ現象です。
金持ちが「チューリップ綺麗ねー」と言い出す
↓
金持ちチューリップ欲しがる
↓
投資家が先物取引でチューリップ買い込む
↓
金持ちチューリップ欲しいから、お金を積む
↓
さらに買い込む
↓
金持ち「チューリップの球根と、あの海辺の豪邸とを交換しないか?」とか言い出す
↓
さらに買い込む
↓
誰かが「でもこれって結局花だよね!!」と言い出す
↓
バブル崩壊
という図式。
オランダ人バカ過ぎ。。。
でもこれって、セカンドライフでも応用できる話だと思ったり思わなかったり。
セカンドライフのユーザー増える
↓
土地と家を欲しがる奴増える
↓
土地の値段上がる
↓
さらにユーザー増える
↓
さらに土地と家の値段高騰
↓
全財産をリンデンドルにつぎ込み、土地に投資する奴が大量に出てくる
↓
その結果、さらに土地の値段高騰
↓
いきなり「でもネットのゲームでしょ?」と言い出す奴が続出。
↓
バブル崩壊
なんか同じような図式になりそうだと思うのは、うがち過ぎでしょうか?
それならまだ「萌えー」とか言って、アイドルマスターでスクール水着買ってる輩のほうが健全に見えなくもない。
まぁどっちも僕はお金出さないけど。それなら近所のラーメン屋行くわ。
