500冊!読む!(63~76)
気象マーケティングを素人にもわかりやすく書いた本。
昔から、『風が吹けば桶屋が儲かる』といわれたことを、科学的、統計的にしるしている。
抜粋すれば、アイスクリームは気温20℃から売れ始めて気温32℃から売れなくなってきて、
アイスクリームではなくて氷菓がバカ売れになる、と書いている。
アイスクリームでんでんは納得するところも多いけど、ちょっと「どうかなー?」と思う記述も多い。
「焼肉屋は暑い盛りが客がよく入る」「ラーメン屋は夏に儲けろ」「コンビニは肉まんをお盆過ぎから売っていい」などなど。
真夏の盛りに読んだからなのか、「暑いときに熱いものなんて喰えるか!」とイライラした。
この本は、春や秋の比較的落ち着いた気温のときに読むことをオススメします。
- 小林 よしのり
- 新・ゴーマニズム宣言 (3)
ゴーマニズム3巻、4巻、5巻読了。
従軍慰安婦、酒鬼薔薇事件、南京大虐殺を主に書いてある。
酒鬼薔薇はもう昔の事件だなーと思うぐらい時間がたったけど、従軍慰安婦や南京大虐殺なんかは、
今なお議論がされている。昔のことを掘り返して自国民の先祖を貶めることに何の意味があるのか?
しかも10年も。
事実認定に10年もかかるというのは、世界的に見ても稀だろう。
日和見的な言い方になるが、間延びしすぎて『どっちらけ』である。
もし、もしもそれが事実的にあったと証明されても、ここまで証明に時間がかかった韓国・中国の
失態は免れないと思うのは僕が日本人だからか?
- 金田一 蓮十郎
- ジャングルはいつもハレのちグゥ (1) (ガンガンコミックス)
1巻、2巻、3巻、4巻読了。
説明すると野暮なことはドラマ・小説・映画には多々ある。
マンガなんかはほとんどそうだろう。ノンフィクションマンガは別だけど。
ある日、電気もガスも水道も通ってるジャングルに住む少年ハレのもとに、可愛い女の子が来る。
しかしその女の子が、胃に四次元空間を持っているわ、魔法的なことは使えるわ、もうなんでもアリ状態。
ただまったく説明が無い。説明が無いけど話しとして読者が飲み込めるのは、作者の力量か?
ブラックジョークも面白い。
けど、あえていうと、アニメのほうが面白い。
- こうの 史代
- 夕凪の街桜の国
原爆病の今昔をかいたマンガ。
もうこの本はこの一文に全てが詰まってる気がする。
『十年経ったけど原爆を落とした人はわたしを見て、「やった!またひとり殺せた」とちゃんと思ってくれとる?』
核保有国に見せたい。もしそいつらが何の感情も持たないとしたならば、日本も核を持てばいい。
- 細川 貂々
- ツレがうつになりまして。
うつ病の発病から途中経過と完治にいたるまでが、決して暗くなく、むしろ前向きに書かれてる名著
漫画家の細川さんの旦那さんが突然うつ病を発病。ある日突然「死にたい、死にたい」と言い出す。
さらにホームで電車を待ってるときに頭の中から「敵は自分自身だ!必ず仕留めるんだ!」と声も聞こえてきた。そういうの自殺念慮っていうんだって。
そんな旦那さんを間近で見て細川さんがうつ病の実態やら、患者に接する際にどうすればいいか、どうすれば悪いかをコメディータッチで描かいている。
けど細川さんが案外、焦ってないというか、明るいのが印象的。
基本的にあんまり結婚したくないタイプなんだけど、将来の伴侶はこういうタイプの人がいいなぁーと思った。悪いことがあっても、明るく、「なんとかなるさぁー」と笑って、のんびり過ごせる人が隣にいるだけで幸せなんだろうなぁーと。
でも女は、リアリストだし、嫉妬するし、『好き』という担保さえあれば非人道的行為も正当化する奴もいる。最近女の中でのギャプがよくわからないことが多い。
別にこんなことで悩んでも、まったくモテやしないからどうでもいいんだけどね。
あー、死にたい。
- 小林 裕美子
- 大阪デビュー!―東京から引っ越してきてみれば…
東京の人が大阪に引っ越して、土地柄の違いや大阪人のメンタリティーやらを描いた、ぶっちゃけていってしまえば、『今さら』な著。
僕は兵庫@尼崎なんで、厳密に言えば大阪人じゃないんだけど、あえて言わせてもらえば大阪人を一つにまとめすぎ。大阪人は一週間に一回の頻度でたこ焼きは食べません!
地元人はその地元に『らしさ』を求めないから、『らしさ』になかなか会えないし、さらに『らしさ』に会えても違和感が無いから気付かない。
それを他所の人は『らしさ』を求めて歩くから、その『らしさ』に会えると次は『やっぱり』と思って強烈なイメージ作りをしてしまう。これはどうにかならないのか?
北海道の人は毎食じゃがいも食べてるわけじゃないし、沖縄の人はぶどうといえば海ぶどうだと思ってるわけじゃないだろう。東京の女子中学生やら女子高生やらは全員援助交際してるわけじゃないだろう?大阪の女子中学生もしてるっつーの。
それぐらいのメディアリテラシーは育ってると思うのだけど・・・。
だから『今さら』。
- 岡留 安則
- 『噂の真相』25年戦記 (集英社新書)
悪名高い週刊誌『噂の真相』の編集長が書いた本。
内容はまさに戦記というに相応しい。
スキャンダリズムの先駆け的な雑誌であるがゆえの、戦いが書かれている。
2ちゃんねる的なノリではあるものの、書いた責任者がいる点がそれとは大きく異なる。
言論の自由や表現の自由は、どの自由よりも上を行くもので、そうでなければ世の中のチェック機能が果たされない。しかしその過程で虚偽の事実やら行き過ぎなところがあれば、責任者が謝罪すればいい。そうじゃないと世の中にタブーが多すぎることになる。
トヨタの悪行、広告代理店の幅の利かせ方、天皇、ジャニーズ、バーニング、創価学会ets・・・
やらにちゃんとチェック機能がはたらいてるとは、到底思えない。
岡留さん、そろそろ復活の時ではないですか?
- 宮嶋 茂樹
- 不肖・宮嶋 金正日を狙え!
なんか見ているうちに違和感が出て来た本。
著者は、金正日をボロっかすに書いてるのだけど、その金正日を追ってスクープ狙って飯を食ってる事実をどう捉えているのか?
確かに人々の『知る』という欲求を満たしてくれてはいるが。。。
いや面白いのは面白い本なんだけど、なんかしっくりこないというか、考えて読む過ぎたというか。
なんかねー。なんだろねー。
「さおだけ屋はなぜ潰れないか」に続くような、キャッチーなタイトルが目に付くけど、中身は真面目に会計学やら投資理論を書いている本。
しかし素人にもわかりやすく、家庭内のたとえやらをも用いて書かれている。
『結婚は損?得?』
『子供は持つべきか持たざるべきか?』
『生活は先入先出でやるべきだ』などなど。
以外にサクサクと読めましたけど、わかったのは家や車の借金に追われることは、そんなに悪くは無いということと、生活するために借金するのは相当悪いということでした。
理解力無くてごめんなさい。
- 安野 モヨコ
- 働きマン 4 (4) (モーニングKC)
ドラマ化もされるらしい働きマンの4巻目。
女としての幸せの定義に揺れています。
仕事なのか家庭を築くことなのか?とか。
僕は常々、『所詮仕事、されど仕事』だと思っています。真面目に働いたこと無いけど!
あなたは『働きマン』を見て、働きたいと思いますか?それとも働きたくないと思いますか?
もちろん僕は後者です。
ダメ人間です。
うつだ死のう。
敵は自分自身だ!必ず仕留めろ!


