久しぶりに、むかついた。
光市・母子殺害事件の被疑者の元少年は、被害者の家に侵入したのは、
『ピンポンダッシュ』で遊んでたからだそうですよ。
『ピンポンダッシュ』は玄関のインターフォンを押して、その家の人が出てくる前に、脱兎の如く逃げることであって、玄関に押し入り、乱暴、暴行、殺害、死姦、強盗することではありません。
と、そんなもうどうしようもない事実を捻じ曲げ、裁判という場所を、自分の思想を主張する場所だと思ってる、弁護士達を嘆いてもしょうがないんだけど、今回怒ってるのはそのことじゃなくて、あるTV番組のことだ。
そのTV番組はCS放送の、256ch「朝日ニュースター」でやってる『痛快!おんな組』って番組だ。
別に見ようと思ってみたわけじゃないんだけど、たまたまスカパーつけたら、その番組になっていた。
けど、見てるうちにイライライライラしてきた。
それは、その番組のコーナーの『篠田の目』というコーナーで、雑誌『創』の編集長と司会の辛淑玉が一つの時事ネタについて、見解を述べ合うというコーナー。
だいたいご察しが着くと思うが、その時事ネタが「光市・母子殺害事件」だった。
もう話し初めから、向いてる方向が、左左左左左!
弁護士集団に、脅迫電話や銃弾が送りつけられているということを、その辛淑玉は「ありえない!裁判制度を冒涜する行為だ!」
「みんながみんな言論を暴力で封殺するなんて、どうかしている!」
と、いい、挙句には
「本当は元少年は殺す気は、無かったと思う」
「国民はマスコミに煽られやすすぎる!」
「弁護団を糾弾することを正義だと思うな!」
と、のさばる。
討論番組では左翼は自分の意見を言った後、反論されたら「あーあー聞こえない聞こえない」と両耳押さえて言ってるんじゃないかと思うほど人の話を聞かないけど、この番組なんかは左翼集団集まってるので、自分の言いたいことをなんでもかんでもしゃべるしゃべる。
ひとつひとつ反論していく気にもならないけど、弁護団を批判している人のほとんどが、あの弁護士の事実認定のぶっ飛び方に批判しているので、裁判制度を批判しているのではない!どちらかといえば、あまりにも常軌を逸したストーリーを展開させている弁護団のほうが裁判制度を冒涜している!
そして、脅迫電話や銃弾を送りつけた奴と、この裁判を批判している人を一緒にするな!お前の言ってることはイラク戦争を支持しない人と、自爆テロをする奴をごっちゃにしてるみたいなものだ。
ただ、ただまだこれじゃあ僕は怒らないよ。
気が長いから。凄く。もう仏も真っ青なくらい気が長いから。
中田の自分探しの旅より長いから。
でもこの一言でぶち切れた。
この裁判に批判する世論の波がありますけど、という質問に、
あいつはこう言いやがりやがったのですよ、
「気持ち悪い」
と。
個人的にはこの裁判は、死刑でも無期懲役でもいいと思っている。
被害者遺族には申し訳無いけど。
僕個人は、死刑存続論者では今のところあるが、死刑廃止論者の声に耳を傾けることもある。それぐらい人が死ぬこと、人を殺すことは重大なことなのだ。
ただあまりにもふざけた事実を、とても容認しがたい事実を、おそらくでっち上げたことを批判することはそんなに「気持ち悪い」ことですか??