2017年4月の作品です。

あれから7年、第41号で「余暇草倶楽部」も解散しました。

それが1年前です。

私は、書き溜めたエッセイを本にしてまとめました。

手作りで近しい人に配っています。

 

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あとがき

                           

 「人生はフィクション(小説)である。だからどのような人でも一つだけは小説を書くことができる」と書いたのは、哲学者三木清だった。思えば十五年程前に、多賀先生から「小説を書いてみない」と声かけられてから、余暇草の道を歩み始めた。ひとつの区切りである第三十号を迎えるにあたり、自分の道もネクストステージへと進もうとしている今、感傷的になるのは加齢によるものなのか、それとも、残された時の少なさか。

 それぞれの言葉には、それぞれの人生が映し出されており、心の琴線に触れた言葉が踊りだしてくるものである。ロゴスとレーマ。どちらも言葉には違いないのだが、前者は、ただの言葉であり、後者は、心の中に入り込んでくる言葉である。だから、レーマの方は、その人の人生をも変えてしまうぐらいの力がある。

ひょっとすると、今まで積み重ねてきた三十号の中に、レーマを感じた人がいるかもしれない。偉大なり言葉の力。

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電子書籍化しようとしています。

タイトルも著者もペンネームにして変更しようとしています。

表紙は、誰かセンスがある人が作った方がいいのでしょうが、

行き詰ったら、考えます。

 

俺も亦愉しからずやです。