出会い→恋愛→結婚→出産→子育て

最近の若者事情はわからないのですが、

出会いはない、恋愛したくない、結婚するつもりはない、

でも、自分の子どもは欲しい

というわけで、自分の好きな時に、どうやら?できるらしい。

卵子凍結→誰かの精子→自分のお腹か代理母

 

このエッセイは、約14年前の2009年3月の作品です。

 

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X染色体とY染色体の行く末

 

 どうやらY染色体は劣化が進み、なくなるらしい。男の危機である。男性ならばXとYの染色体を持ち、女性ならばXとXの染色体で構成されている。従ってY染色体がなくなるということは、この世は女性だけになってしまうということだ。子どもがさずからないということにもなる。Y染色体がなくなる理由としては、何らかの原因で欠損し、それが、何億回、何兆回とコピーを重ねていくうちに劣化し小さくなっていく。そして、終いにはなくなってしまうというのである。

 私は、Y染色体の欠損理由を聖書の中に見いだした。

『彼のあばら骨のひとつを取り、そのところの肉をふさがれた。神である主は、人から取ったあばら骨をひとりの女に造り上げ、その女を人のところに連れて来られた』(創世記二章二十一~二十二節)

神が、男のあばら骨をひとつ取った事により欠損が生じた。しかしながら、神は、男性なしでも子どもが生まれる道をも開いてくださったようにも思える。

『天使ガブリエルがマリヤのところに遣わされ、マリヤに向かって言った。

「マリヤ、恐れることはない。あなたは神から恵みをいただいた。あなたは身ごもって男の子を生む」』(ルカの福音書一章二十六~三十三)

 この時、マリヤは男の人を知らない身だったので、男性なしで子どもを生んだことになる。生まれたのは男の子である。この子、つまりイエスの染色体は欠損なしのY染色体を持っていた筈、神の子だから。でも、この欠損なしのY染色体はコピーされることなく、イエスは十字架上で死んでしまった。

 神は、Y染色体がなくなるいづれかの時代に、誰かを選んで欠損なしのY染色体を送り込むことだろう。神の中に人類滅亡というご計画がない限り・・・。

2009年3月

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この世界がどうなるかは、「神のみぞ知る」である。

難しい話は、頭脳明晰な御仁に任せて

今日のところは、安らかに眠りにつくことにします。