2022/02/03(木)

 

小説もエッセイも自己満足の世界だ。

誰にも認められなくても良いと開き直り!

ブログが一年間続けられたのも、書き溜めたエッセイがあったればこそです。

 

今は、締め切り日に、ぎりぎりで持ち込むスリルを味わうことはなくなってしまった。

 

200712月の作品です。14年前か、その頃はたくさん書いていたんだなぁ。

 

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すべり込みセーフ

 

 今年は、二ヶ月に一度はどこかに応募してきた。J0M0童話、新風舎出版、こころのことば大賞、公募ガイドショートストーリー、北日本文学賞、香大賞。でも、発表されたものはすべて沈んでしまった。たくさん書いて、たくさん落胆し、たくさん失望した。書けば書くほど陳腐な文章が多くなっているような気がする。あとは、来年の一月一日に発表される北日本文学賞に夢を託すことにしよう。

 今年、こんなに応募できたのは、今まで書き留めてきたものが増えてきた為であろうか、エッセイは文章講座の度に提出してきたので、三十近くは書きためたことになるし、小説の方もコツコツ書いてきたので、三十枚ぐらいなら、いつでも応募できる状況にある。でも、五十枚書いていた原稿がスティックの読み取りエラーで消えてしまったのはショックだった。専門業者に診てもらったが回復不能だった。でも、またコツコツと書けばいい。自分史みたいなものだから、ストーリーも構成も頭の中にある。

 九月三十日締め切りだった北日本文学賞応募の時は、すべり込みセーフだった。当日消印有効だったので、郵便局の夜間窓口で夜中の十二時前迄に持って行けばいいと思っていたが、民営化の関係でその日は午後から休みだった。原稿三十枚を書き上げたのが七時過ぎ。窓口に行って休みなのには驚いた。ポストに入れたら、当然消印は十月一日となるであろう。でも、その日に受け付けてくれる窓口がない。仕方ないので、コンビニで切手を買ってポストに入れた。

 翌日、北日本新聞社に電話。低い愛想のない男の声が返ってきた。

 「九月三十日以降の消印は駄目です」

 「あ~、郵便局の窓口は昼までだったんでしょう」

 「何時に持って行ったんですか」

 何だかとりつく島がない。でも、何とかお願いしますの一点張りでようやく、 「特別ですよ」の一言を引き出した。住所と名前を聞かれ、やっと引き受けてもらった。

 すべり込みセーフの原稿が入賞にすべり込むと春から縁起がいいのだが・・・。  

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結局、これもひっかからず、自分の才能の無さに・・・。

ただただ、苦笑い