雑学日記 その488(素朴な疑問編13) | 徒然なるヨッシ~の雑学日記

雑学日記 その488(素朴な疑問編13)

皆様、お疲れ様です。

 

6月も最終日を迎え、雨模様の多い、梅雨本番に入っている今日このごろですが、いかがおすごしでしょうか。

 

 

さて、今日も前回の続編です。

 

 

 

『蚊に刺されるとかゆくなるのはなぜ?』

 

蚊の唾液によるアレルギー反応が生じるからです。

 

暑くなってきているこの時期、耳元でたまに響くであろう蚊の羽音。

この羽音を聞いたとき、かなり焦りますよね(笑)。

血を吸う蚊はメスだけです。この吸った血は卵を産むための栄養源に使われます。日頃は花の蜜などの糖分を吸って生きています。血を吸うとき、人や動物の吐く息や皮膚のにおい、体温を感知し、毛の薄い部分を狙ってきます。

ちなみに、オスの蚊のくちばしはメスほど丈夫ではないので、オスが血を吸うことはありません。

よく、蚊にさされやすさと血液型が関係しているのでは、と言われていますが、実際は体温が高かったり、汗をかいたりしている時に蚊に狙われやすいと言われていますので、血液型とさされやすさは特に関係ないように思われます。

蚊は皮膚にくちばしを刺したときに、自分の唾液をまず皮膚の中に注ぎ込みます。この唾液には血を吸いやすくするために凝血作用を妨げる成分と、くちばしを皮膚に刺したときの痛みを感じさせない鎮痛成分が含まれているそうです。

ところが、この皮膚内に入ってきた蚊の唾液は、体に一種のアレルギー反応を引き起こし、かゆみや腫れが生じることになります。

かゆみや腫れの生じ方は、人の体質によって異なりますが、生じた箇所をかきむしらず、薬を塗って対処するのが、やはり悪化させないポイントですね。ただ、薬を塗らなくても、箇所をかきむしらなければ、自然とかゆみや腫れは通常、なくなってきます。

ただ、蚊の中でも稀にマラリアなどに感染している蚊がいたりするので、蚊に刺されたあとに、発熱したりなどの体調不良が発生した場合、念のために病院に行ったほうがいいでしょう。特に海外旅行で蚊に刺された時はその旅行先の地域によっては要注意かもしれません。

ちなみにですが、庭つき一軒家でありがちなのが、庭に水たまりができている場合、その一軒家では蚊が発生しやすいです。流れのない水たまりに蚊の幼虫であるボウフラが発生しやすいためです。水を貯めるための(かめ)などの容器をおいている家でも、もちろん発生しやすいです。シンガポールでは、蚊の発生を防ぐために、定期的に各家庭に職員の見廻りを行い、庭に水たまりをつくっている家に罰金刑を科しているくらいです。

 

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

 

それでは、次回までごきげんよ~!