中国にいた頃、日本人をホテル前でお辞儀をして見送ったとき、ホテルの守衛が「日本人はよくお辞儀をする」みたいなことを言っている声が聞こえてきた。たしかにそうである。日本人は、いたるところでお辞儀をする。

人を迎えるとき、送るとき、謝罪するとき、お礼を述べるとき、朝礼などの挨拶をするときなどなど。電話しながら、見えない相手にあたまを下げる人までいる。

※お辞儀

逆にほとんどあたまを下げない人もいる。自分にとって利益の無い人にあたまを下げるのは、「損だ」くらいに思ってふんぞり返っている。こういう人に限って、「偉いさん」には揉み手しながら擦り寄っていく。こういう人種は誰からも信頼されない。

コメつきバッタみたいに過剰にあたまを下げるのも、いかがなモノかと思う。相手に対して礼儀正しく接することは必要だと思うが、卑屈になってしまってはかっこ悪い。

日本人にとってあたまを下げるということは、一定の距離感を保ちながら、相手に敬意を表す優れた挨拶の仕方なんだろうと思う。話が逸れるが、初期のコロナ感染が日本で爆発的に増えなかった理由の一つが、日本人の挨拶習慣が、握手やハグではなくお辞儀だったからかも知れない。

韓国人は握手をするときに、目上の人や年長者に対して左手を自分の胸に当てる。儒教の影響の強い国なので、礼儀正しい人が多いと感じる。

しかし、どんな挨拶の仕方であっても、相手に対して失礼な態度は取ってはいけない。相手が自分よりも若く、経験の浅い人であっても、礼儀正しく接することが出来る人は相手から信頼される。

仕事相手の場合はもちろん、そうで無い場合であってもである。

誰に対しても同じように、礼儀正しく、綺麗な姿勢で、あたまを下げることの出来る人はカッコいいと思う。

（今日の日課）

1. 体重、体脂肪、血圧等の測定と記録：◯

2. 坐禅（10分間）：◯

3. 般若心経を唱える：◯

4. 口角トレーニング（1分間）：◯

5. 語学学習（英語、中国語）：◯

6. 読書：◯

7. 料理：◯

8. 書道：×

9. 蕎麦打ち：×

10. 陶芸：×

11. 畑：◯

12. 一日一万歩：×

13. ストレッチ（30分間）：◯

14. ジャンプ（100回）：◯

15. スワイショウ（300回）：◯

16. 体幹トレーニング（1分間）：◯

17. 腕立て伏せ（30秒に40回）：◯

18. ギター（3分間）：◯

19. 俳句（3句）：◯

20. Three Good Things：◯

※本日より日課を並べ替えて、若干の補足を加えた。

#448 あたまを下げられる人、下げられない人