次女の誕生日会の参加の有無に対しての問いには答えず、自分が支払う学費の金額を何とか少なくできないか？
そんなずるい思いばかりが見え隠れする元夫
不登校だった次女が、中学2年の4月から入った全寮制フリースクールは、通常はほとんど会うことが叶わない
たまに顔を見せに行ったとしても、土曜日のお昼に一緒にカレーを食べ、ほんの数10分を次女と会話を交わし、帰路につく
それは、他の親元から離れて入寮している子たちへの配慮でもあるので、頻繁に顔を見せに行ったりは出来ないのだ
それでも、昼ごはんの小1時間のために、往復5時間のドライブを何回も続けていた
次女自身、ホームシックにもなったし、それを乗り越え、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みに自宅へ帰り、
そこからまた、何とか自分を奮い立たせて、また学園へ戻って行った次女
そんなふうに10ヶ月間、次女は頑張ってきた
誕生日会はその月の生まれの子達を学園みんなで祝ってくれる盛大なものだ
不登校で友達関係が断絶してしまった子達にとっては何より嬉しいものだろう
そして、それを子どもたちと一緒に親が参加できる唯一のイベントだ
いつも他の子の誕生日会の様子を学園のブログで読んでいた私は、その日が来るのがとても待ち遠しかった
もちろん、元夫にも、学園のブログの話は伝えたし、両親、祖父母なども参加できるので、声をかけていたのだ
それなのに、その参加するしないという話には一切何も触れず、
昨年の離婚調停で慰謝料、婚姻費用をローンで払ったから、ただ自分には資金繰りが難しいという言い訳ばかり
学園では、入所してから保護者との面談を設けており、出来るだけ二人で来るように言われる
離婚してようとしてなかろうと、この不登校という問題が、母親だけではどうにもならない事を意味している
本来は、父親の介入が不可欠なのだ
母親としての役割、父親としての役割、それぞれがきちんとなされている事で、初めて子どもは、
健全に育っていく
そういう事を理解させるために、学園長は私たち両親にとても厳しく辛辣に事実を突きつける
その時、学園長から聞いた話は、次女はとても元気だが、我を出しすぎるあまり、周りとの亀裂を生んでしまう事がある
おそらく、それが、元の学校で孤立していった原因だろう
だから、この子は、人との丁度良い距離感を学ばなければならない
そして、勉強もとても遅れているから、それも学校で授業を受けていて、辛かっただろうと教えてくれた
勉強が分からないのに、椅子に座って授業を受けるのはとても苦痛な時間だろう
不登校で家にいる、皆さんのお子さんもそうなのではないだろうか？
次女は、数学は得意と言っていたのに、実際の知識は穴だらけで、小学校5年生から勉強をやり直していた
学校で見せる顔、家で見せる顔、ギャップもあるだろうし、
学校でも良い子、家でも良い子を演じていたら、子ども達はどこで自分をさらけ出せば良いのだろうか？
そんな居場所のなさが、段々と心を蝕み、人との関係性を絶って、不登校になっていく原因のひとつかもしれない
そして、10ヶ月間頑張ってきた次女を母親、姉、祖父母も一緒に祝ってやりたい
そんな思いからの元夫への声かけだった
誘いはしたが、当然、一緒の車で行くつもりはなく、私の車は軽自動車なので、祖父母、長女を乗せたら、人は乗れない
別々に行く交通費をケチりたいのか？
それとも祖父母が行くことに難色を示しているのか？
相手の思いは全く分からなかった(自分の気持ちを言葉で表すことがないため)
そんな事が根底にあってのLINEのやり取りだ
