ツースロートのインダクション( ・ω・)∩ | T&Tファクトリー

ツースロートのインダクション( ・ω・)∩

皆さん~おはこんばんちは~! ヽ(T&T)ノのよちです。

 

今日は久々にTCFI関連のお話です。

先日、関東支部長から写真を頂まして、

どうやらGWに北海道をサイドカーで旅した模様。

其の時のトラブルで古いインダクションボディでの2次エアーで

道中かなり大変な思いをした御様子。帰宅後すぐに解体作業をして

 

↑タイヤ全輪交換も含め船ごと解体です( ・ω・)∩ 相変わらず行動力有るな・・・

そしてそのインダクションボディですが

↑懐かしのマレリ製ツースロートのインダクションボディですよヽ(´ー`)ノ

この頃はインテークの吸気吸入が前後シリンダーで独立してたんですな。

S&S製のスロットルも過去はこのマレリのように独立ポートのがありましたが。

 

↑横から見た感じですが、良く見るとIACモーターでスロットルバルブを動かす仕組みのようです。

 

↑お約束の 「くぱぁ!」 です( ・ω・)∩ (イヤラシイ)

左のスロート内部に突起のようなモノありますが恐らくIATセンサーでしょうな。

中央上部の凸はブリーザー関連でしょうか・・・見てるだけで楽しいですなヽ(´ー`)ノ

オイラ大好きなんですよ~こういう機構モノがwww

 

↑この潰れたのが今回の犯人です。

以前タローさんに教えて貰った「耳付き」をお勧めしましたよ!

「耳付き」シールはエボ時代から有るらしいからね~。オイラも今現在耳付きシールですよ( ・ω・)∩

どっかの某所の「リークレスなんちゃら」のような高価なモン付けなくても安価な「耳付き」で充分なのだ。

 

そうそう

今回のテーマは一応「TCFI」のジャンルなので関連する内容を書こうと思うのだが

TCFIにはこういったツースロートのスロットルボディにも対応したデータがありました。

シングルスロットルと今回のようなツースロートのスロットルと何が違うのかというと

TCFIのPCリンクソフトでの2Dテーブルで「エンリッチ」の部分で違いがあります。

どんな感じで違うのかというと、

ツースロートの場合、左右でほぼ同じ量(数値)で、若干前後エキパイの排気干渉で生じる

排圧の違いで数値が変わるがほぼ前後での数値に大きな差が無い。

例えばシングルスロットルでのエンリッチでは、フロントが70%リヤ30%という感じで

前後に差があるが、ツースロートではフロント50%リヤ50%ってな感じでなんです。

ツースロートのデータを見ると、2Dテーブルを理解する近道のヒントが隠れているんです。

そうです。

今現在殆どの人がシングルスロットルなんですが、2Dテーブルのエンリッチテーブルは

フロントリヤを足した数値でグラフ化するといいんです。

始動後2分間はエンリッチが効きますが、エンジン掛けた時点をタイムテーブル100%として

徐々に減らしていく(約2分で)のですが、その時の前後(フロント&リヤ)の足した数値が

グラフで綺麗に小さくなっていくように数値を入れていくのです。闇雲な数値じゃなく

理想はログソフトでのログデータとリアルタイムチャートを駆使してAFRが3Dでのデータと

うまく添う形にするのがベスト。ログ上でターゲットのAFRに近い状態にあるってのが理想ね!

 

この2Dテーブルを理解して貰うにはまず3Dテーブルでの走行時BLMが90~110に収まってる

ってのが好条件で、何故かと云うとBLMで仮に「85」という数値だと始動後のエンリッチに

「0.85」という数値が掛けられるのさ( ・ω・)∩ 

例:BLMが92ならエンリッチ時に「0.92」が掛けられるって事。

2Dテーブルの数値がそのまま始動後に反映するのではなく、実走行時のBLM値まで反映されるのよ。

 

BLMが100に近けりゃそれだけ始動エンリッチの時に2Dエンリッチ設定値に掛けられる数値が

「1」に近い事になり、エンリッチに掛けられる値の誤差が少ないって事。解るかな( ・ω・)∩

オイラ達が走行BLMで90~110以内にしましょう!って口酸っぱくいってるのは

始動後の燃料噴射にBLMの値まで掛けられてしまうからなの。

 

始動で悩んでる人から今まで沢山ヘルプのメッセージ頂きましたが、

「始動時」と「始動後」はまったく別の項目なので伝える内容が違うって事を

ご理解いただきたいのです( ・ω・)∩

 

んじゃまた!

 

 

 

 

 

あとがき

 

某所のモジュール使用の方からのヘルプの内容は「始動時」もそうだけど

「始動後」が多く、掛かってから中々安定せず(冷えてる時)スロットルを

開けてないとストールしてしまうという内容が殆どで、データを見せて貰うと

BLMの始動時&始動後部分を特別なセルの「1」セル(セルが青く1になっている)

にしてあるの。

これはどういう意味かって云うと、BLMの「1」セルは2D設定のあるままの始動って事で

走行BLMはほぼ無効なんです。

BLMを「1」セルにしてても其の部分の走行時の燃料補整はするんです。でも

補整時の数値はBLM上に記憶されないので始動時&始動後の部分にあたる回転域の噴射は

エンリッチ時は2Dテーブルの数値どおりの噴射なのです。なのに不安定って事は全然実車両に

合っていないエンリッチって事で「育ってない」とか不思議な事をお店に云われて

「また新しいデータ入れときましたから!」なんて誤魔化されて泣いてる方が多かったな( ・ω・)∩