ローアイドル考察(令和編) | T&Tファクトリー

ローアイドル考察(令和編)

最近のハーレーは全てがEFIなのでローアイドルに関する事も昔に比べ減ってきて

 

いるような気がします( ・ω・)∩

 

過去のキャブ時代ではキャブのミクスチャーの蓋をドリルで削ったりして弄れるようにして

 

ニードルに小さなワッシャー噛ましてアイドル君付けたりして

 

ツインテックのTC88やTC88Aで大胆に点火時期「0」なんかにして

 

9PinケーブルのRS232のシリアルポートで白線弄ってた時代は良かったなぁとwww

 

EFI時代になった当初 一時期フルコンが話題になってた時代もありましたが

 

現在では以前のようなフルコンよりサブコンが主流になっていて

 

800rpm以下のローアイドルにする人もかなり減ったんじゃないかな?っつぅか

 

ショップさんがお勧めしてないから800rpm以下のローアイドルが稀になってるのよね。

 

まず見て欲しいのがオイラのお弟子さんで関東支部長のローアイドル↓

 

↑これは純正カムからSE255カムに交換した後の動画で

 

まだ設定の600rpmにまで温度が達していませんが設定は純正カムのままです。

 

純正カム時代に設定したままの600rpmアイドル。カム変わってもそんなに悪くないでしょ( ・ω・)∩

 

ポンプは純正のままで十年経ってますが一切の不具合もありません。

 

そらね、TC88時代のポンプと比べりゃ96エンジンに付いてるポンプは容量上がってるからねw

 

 

もうひと方、こちらも関東支部で埼玉分所長さんのアイドル

 

 

こちらも純正からTW-48カム交換した後ですが

 

純正カムの時とほとんど変わらないアイドルリズムです。

 

カム交換後ちょこっとカム乗りする回転数の点火時期を触ったくらいでアイドル付近の

 

点火時期やAFRは純正カムの時のままだったはず。

 

もちろんポンプの純正のまま。こちらの車両もすでに10年以上経過してますが

 

まったく無問題。そのかわりオイル管理はしっかりとねw

 

ローアイドルで問題が起きるとしたら「ゼロスタート」でいきなりスロットル捻って

 

ぶっ飛ばす行為ですかね。

 

大概の設定ではローアイドルの為にアイドル部の点火時期を遅くして

 

湿り気の有るアイドルの為にAFR(空燃比率)を濃くしてるのでいきなりガバっとスロットル捻ると

 

「プスッ」っと失火するか、ガガッガガッガッガーとクランクが捩れる様な走り方をする事が心配ですね。

 

ローアイドルでは油圧も確かに心配ですから熱ダレしにくい良いオイルをマメに交換したほうがイイな。

 

まず良いローアイドル&走行で止らないエンジンを作るには

 

アイドル部分の燃料調整とIAC(その場合実走行IAC)です。

 

現行のPCリンクソフトではNominal IAC値の最下減が「15」 となってますが

 

オイラがやり始めた時は「20」が最下減でした。この当時に比べたら

 

今の「15」設定がいかにローアイドルしやすいかって事です。

 

でもね

 

オイラ達が過去の「うらブログ」でやってた事は

 

「実走行IAC値をNominaIACより下げる」 って行為で

 

その為にスロットルバルブ全閉時の隙間をワザと広げ、TCFIが読み取るIACの値を低くしていたんだ。

 

そして低くなった分の誤差を考慮して差分を計算して2Dテーブルを設定していたんだよ!

 

これ書くの本邦初www どうしても実走行の為の点火時期&AFRは崩せない。でも

 

アイドリングは低くテッテケいわしたい!って為に面倒だがスロットル開度を調整し

 

その動いたスロットルで変異してしまったTPS電圧を正規にする為にTPS電圧の調整を行った。

 

だから某所のような「ストール」ってのが起きなかったんだよヽ(´ー`)ノヒト手間も二手間も掛けてるのよ( ・ω・)∩

 

まぁアイドルが800rpmくらいまでならこんな苦労は要らないけどね。

 

オラはこれで500rpm以下まで落としたよww(過去動画有り)実走行IACは一桁台でした。

 

もう今だから書くが そこに至るまでにまず普段走りのBLMはほぼ100に近い調整が出来る事。

 

何故かは、アイドル調整で頻繁にAFRも点火時期も変更するのでTPS0%帯のからTPS5%帯の

 

始動に関わる部分のBLMそして前後バランスのフロントシリンダートリムの自車製作は

 

絶対に欠かせないんですよ。そこが決まって始めてその始動帯&アイドル部のBLMを「1」に

 

する事ができるんですわなも( ・ω・)∩ オラ達はBLM「1」にする事は無いけどねw

 

BLM「1」ってのは BLMテーブルには2つの特殊は設定が出来て

 

まずバックプレッシャー部にあるBLM「0」の青セルは、O2センサー無効のBLMに対しフィードバック無効帯。

 

いわば「設定のまま」って場所。

 

そしてよく始動部やアイドル部にあるBLM「1」帯ってのは、エンジン稼動時にBLM反応(フィードバック燃料調整)は

 

行うがフィードバックで動いた数値にはならず常に始動時では設定の数値に従うってのがBLM「1」の効果。

 

2Dテーブルってのは始動やエンリッチに関係するテーブルで常に計算式にBLMで出た数値が計算される為

 

オイラ達は一番最初に覚える内容がまず実走行でのBLMがいつも100付近に有ること。

 

そうじゃないと安定したアイドル&始動なんてありえないんだな。有り難い事にTCFIはフルマニュアルなんよww

 

だからここの基本となる3Dテーブルの調整をマスターしないと2Dテーブルなんて意味が解らないと思うんだよ。

 

っていうか・・・これ、昔のツインテックの「アイドルテックノート」に書いてある内容そのまんまなんだけど( ・ω・)∩

 

ツインテックではローアイドルに関する内容は最初は無かったのよwでもその後の2007年にね

 

ツインテック謹製の700rpmローアイドルマップってのがリリースされてねwかなり変革して面白かったヽ(´ー`)ノ

 

話し戻ります( ・ω・)∩

 

まず

 

2Dテーブルで簡単にアイドリングを下げる方法はエンジン温度でアイドル回転数の変更を出来るツールがある。

 

ただし

 

アイドリング回転数ってのは 設定での点火時期 AFR そしてスロットル全閉時のIACバリューで決まる。

 

なので、ログから採取できるIACポジションってのを見つけて貰う事が重要でね、

 

まずコールドスタートから暖気が終わるまでのログを採取して貰って

 

エンジン温度の低い段階からログで「ET」と「IAC」の二つを開いてグラフに出します。

 

そしてエンジン温度が上がるに連れて「16度」「32度」「48度」「64度」「80度」ってな具合に

 

IACで出たグラフ数値からNominalIACで設定して有る値を引いた数値を2DのIACポジションのテーブルの

 

各温度セルに打ち込んで貰います( ・ω・)∩。

 

( 例 グラフIACの値が65だとしてNominalIAC設定値が25ならその値を引いた「40」ってのがポジション値)

 

まず安定したアイドリング&始動を望むなら、まずは自車のIACポジション値の算出とアップデートを希望します。

 

 

そしてローアイドルに拘るなら確実に行って欲しい事が有る( ・ω・)∩

 

IACアップデートのチェックボックスの☑のチェックマークを消して□にして貰いたい。

 

何故なら

 

TCFIってのはエンジンをOFFにする8秒前のIAC値(実走行)の値を更新してしまう為に

 

もし万が一、エンジン回転数が1000rpmまで上がる保護機能(ぶぉお~ん)って上がるやつに

 

遭遇した時にエンジンを切ってしまったら( ゚Д゚)ヒョエー その時の高いアイドル回転数のIAC値を

 

更新してしまう為、次回の始動で空気量が多過ぎてエンジンが掛からなくなってしまうのだーヽ(`Д´)ノウワァン

 

どっかの店は2次エアーって変なフランジまで抱き合わせて売ってたあの「ぶぉぉ~ん」はコレが事実だよwww

 

 

もうね「裏」ブログにしたから封印解くよwww以前は各支部長さん達に怒られたんだよ( ・ω・)∩ブログで書くと・・・

 

もう10数年封印してきたし、オイラももうそんなに時間残ってないしwww

 

各支部長さん達も怒らないよね!ヽ(´ー`)ノ

 

 

 

思い出したらまた書くねw