ヒートポンプの仕組みを、頑張って説明したいと思います。
エアコンには、2本の配管でつながっています。
があって、2本の配管でつながっています。(いらすとやさん、ありがとうございます)
2本の配管には「冷媒」というものが入っています(「冷」とありますがあとで書くように熱くもなります)。
冷媒はガスですが室外機にあるコンプレッサーで圧縮すると熱い液体(60℃くらい)になります。冷房の場合は、室外機にあるファンでそれを冷やし常温にして(このとき室外機からは熱い空気が出ます)、室内機で冷媒を膨張させて(かけている圧力を緩めてやる)蒸発させ、その際に周りの熱を奪って冷やすので、そこに風を送って冷たい風にして室内に送ります。
ガスになった冷媒は室外機に送られてまた圧縮され熱くなって、というのを繰り返します。
このガスと液体の冷媒が循環するので配管が2本あるわけです(冷媒管という)。
暖房では、圧縮されて熱くなった冷媒を室内機に送り、熱くなったところに風を送って暖房するわけです。暖房の空気に熱を奪われて冷媒は35℃くらいになり、そして室外機で膨張してマイナス10度くらいのガスになり、室外機のファンで外気によって0℃くらいまで温度を上げ、また圧縮して温度を上げて室内機へというのを繰り返します。
このとき、外気から冷媒が10℃分の熱を取り、コンプレッサーの力も使って室内に熱を運ぶというところから熱を運ぶポンプ、ヒートポンプといいます。
この仕組み上、外気温が低すぎると熱が取れなくて暖房が効きにくいという弱点がありました。そのため寒冷地向けには電気ヒーターが内蔵されたものがありましたが、最近は新しい仕組みで低い外気温でも暖房ができるものが製品化され、寒冷地でもヒートポンプエアコンが普及しているということです。
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