今やすっかり病院に馴染んでいますが、自分が病院にいるとは思っていないようす。
不謹慎を承知で言えばネガティブなはずの環境も、そうとは思わずに過ごせるのは認知症のいいところかなあ……と思うこともあります。
ちなみに先週、姉が面会に行ったときは自分を30歳だと思い込んでいたんだとか。サバ読みすぎだろー(笑)
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そんな母、去年の暮れに右手の薬指を骨折。指の外側が割れて剥がれるような感じになってました。
どこにぶつけたのか挟めたのか本人も覚えていないし誰も見ていなかった(見ていても説明出来ない😵)ので定かではないのですが、いずれにしろレビー小体型認知症の特徴であるパーキンソン症状のために、つまずいたか転んだかしたのかと想像します。
当初は腫れもあって痛々しかったのですが約4週間経って今ではすっかり良くなったようで痛みもまったく無いようす。ひとまずホッとしてます。
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ボクはだいたい週イチぐらいで面会に行ってます。今日も休みなので行ってきました。
いつもそうなんですがコンビニスイーツとかオヤツを一緒に食べて、ちょっとのお喋りをします。
面会室や病室に移動するときには母の手を引いて歩くのですが、少しずつ(気を付けなければわからないほど少しずつですが)歩く速さも遅くなってきています。これもパーキンソン症状が進んでいるためかと思います。
今日、帰りがけに介護士さんから相談を受けたのは睡眠中の失禁。最近になって何度かあったので寝るときは紙おむつを付けさせたいとのことでした。
姉に報告のメールをしたところ「だんだん、そうなっちゃうんだろうね」。
そう。ちょっとずつ、でも確かに進行しているのは間違いない。
これから先、認知症がどんなふうに進んでいくかはわからない。
けれども母は、今日も元気だった。
認知症が進んで時間の感覚があやふやになって自分が30歳だと思っても、ボクのことを自分の弟と勘違いしても、元気でいてくれたらいい。
猪木さんの言葉ではないですが、元気があれば何でも出来る。元気であることの大切さを、会うたびに母から教わっています。