1・4東京ドームPPV視聴マン(後半) | プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

リングパレス育ち、北海道に住む50歳、ファン歴35年のプロレスバカです。
プロレスについてのアレコレやテレビネタ、日常の想いを綴ってます。
そして2016年からは母の認知症についても書き残すことにしました。


新日本プロレス東京ドーム大会PPVを見た感想の後半です。


第6試合 スペシャルタッグマッチ
天山広吉&小島聡vs武藤敬司&大谷晋二郎
当初は橋本大地が出場予定だったが左腕負傷により大谷が出場。
特別リングアナはケロちゃん。橋本真也の入場曲「爆勝宣言」で大谷が登場。大地はいつも入場で使用している「ハチマキ」を大谷に託す。
武藤の入場曲は新日本で凱旋帰国時に使用していた「HOLD OUT」。こういう懐メロ的なのは、武藤的にはアリなのかな? まあ、お祭り的なカードだから特別か…。
特別な試合でも大谷はいつも通りの元気いっぱいの動き。こうなると天山の元気の無さが目立っちゃうんだよなあ。
試合は追い込まれたテンコジの逆転勝利、って印象でした。
大谷の介抱のためにリングに上った大地がテンコジと睨み合い、天山の頬を張った。大地に関しては「まだまだ」という声も多いけど、オレはこの若者には注目しています。


第7試合 スペシャルシングルマッチ
真壁刀義vs柴田勝頼
ゴングを待たずにいきなり始まった試合。序盤は打撃でバッチバチな感じで柴田が優勢。
場外戦で真壁はテーブルパワーボム! 柴田にとってはここまでプロレス的な攻撃は久しぶりか。
最後もキングコング・ニードロップできれいなスリーカウント決着。正直変にガチャガチャして不透明決着なんてことになっちゃタマランと思ってたんでホッとした。
真壁としては「やるじゃねえか」って感じなんだろうか。


第8試合 ダブルメインエベント1
IWGPインターコンチネンタル選手権試合
王者)中邑真輔vs挑戦者)桜庭和志
試合前に立会人としてスタン・ハンセンが登場。ハンセンはいいんだけど、なぜこのタイミング? 全然関係無いじゃん。その辺がちょっとズレてる感じ。
今の桜庭ってちょっと嫌いなんだよなあ。記者会見にもマスク被ったままとか、ちょっとイラつく要素があって。でも強いってことはじゅうぶんにわかります。
前の試合とは異なり、握手でクリーンにスタート。
“プロレス対総合”って見方もあるけど、もしかするとこの試合こそが「世代闘争」なのかもしれないって気がした。
低いタックルで飛び込んだ真輔に桜庭がカウンターの膝を合わせる! イグナショフ戦の悪夢の再現か。しかし真輔はあの総合との闘いを乗り越えて現在のポジションを確立した。これで倒れるはずがない!
この試合はプロレスとか総合とか関係なく、両者が技術でしのぎを削り合う素晴らしい試合でした。どちらが勝つのか本当に目が離せない攻防の連続。
ボマイエで真輔が勝った瞬間、鳥肌が立ちまくりました。ツイッターでも絶賛する声が多かったです。個人的にも今日のベストマッチです。


第9試合 ダブルメインエベント2
IWGPヘビー級タイトルマッチ
王者)棚橋弘至vs挑戦者)オカダ・カズチカ
どういうわけか煽りVの後にBREAKERZのライブパフォーマンス。タレントさんを出すのとか別にいいんだけど、間が悪すぎるのよ。
なんか今日は演出というか進行というか、後半になってからチグハグ感が出てたなあ。
このカード、「世代闘争」とか「カネか愛か?」っていう謳い文句が付いてたけど実際はそんなもんじゃねえって思った。
棚橋っていうここ数年の新日本プロレスを献身的に支え続けてきたチャンピオンと、オカダ・カズチカっていうとんでもない才能を持った若者。今年前半の新日本プロレス、ひいては日本プロレス界を託すのはどちらの選手なのかという選択の闘いのように思う。
戦前、棚橋の勝つ姿を想像出来ないでいたのだけど、試合が進むに連れて「どっちが勝つかわからない」という気持ちになり、やがて「棚橋に勝ってほしい」という思いが強くなっていました。不思議です。本当に。
そして30分をこすタフな試合はハイフライフローを決めた棚橋弘至の勝利で終わりました。
この日のベストマッチは真輔vs桜庭だと思うし、この試合に何か新しいものがあったかというと「?」マークが付く。それでも試合後は「棚橋が勝って良かった」と感じさせるのは、やはりこれまで棚橋が積み重ねてきた努力のなせる技なのだろうか。
オカダ・カズチカは本当に素晴らしい才能を持つ選手だ。棚橋が自らを「逸材」と称するけれども、その逸材以上の逸材がオカダだと思う。試合後に棚橋が「時代は変えるもんじゃない。動かしていくもの」と語ったが、その最右翼にオカダが位置していることは間違いない。
いつか、本当の意味でオカダ・カズチカが頂点に立った時に、この日の敗北が大きなターニングポイントとなるような、そんな気がします。


ダークマッチを含むと16時半開始、PPVの放送終了が21時半で5時間に及ぶ長丁場だったけど、試合が進むに連れて徐々に熱が高まっていく感じで楽しめました。後半でのタレントさんやゲストの使い処に改善すべき点があるとは思います。しかし試合の面白さが優っていたので「直してくれればいい」ぐらいに思っときます。
やっぱり業界最大手による年間最大イベント。完成度も満足度も高かったです!






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