テイセンホール平日2連戦を敢行できる新日本プロレスの強さ/7・18札幌大会観戦後に思ったこと | プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

プロレスバカなオレの母が認知症になったからってキミには知ったこっちゃないかな?

リングパレス育ち、北海道に住む50歳、ファン歴35年のプロレスバカです。
プロレスについてのアレコレやテレビネタ、日常の想いを綴ってます。
そして2016年からは母の認知症についても書き残すことにしました。


昨日はすいようび~!

週の真ん中、バリバリの平日に新日本プロレス札幌テイセンホール大会に行って来ましたよ。
行くかどうか割りとギリギリまで迷ったため、めずらしく当日券で観戦しました。

日曜日の大日本プロレスの興奮も覚めやらぬ中、果たして平日2連戦の初日はどんなもんか? と思って会場入り。
※2連戦は2日目が売れる!ってのはプロレスファン的な穿った見方?(笑)

去年も平日での大会があって記事にしたけど(新日本プロレス「NEW JAPAN SOUL」7・13札幌テイセンホール大会観戦)去年は祝日開催の真駒内でのビッグマッチもあったけど、今回はまったくの平日2連戦


これ、スゴイことだと思う。

たとえばインディー団体はテイセンホールで平日開催が出来るだろうか? これはかなり勇気のいることだと思う。
プロレスファンの絶対数が多い首都圏ならばいざしらず、今の時代に北海道で平日の興行をおこなうのはかなりの冒険だと思うんだ。

北海道外に住む多くの方には北海道の広さがピンと来ないかもしれないが、たとえば釧路や函館のファンが札幌まで出てくるのは大変な労力とコストがかかる。
函館から札幌までJR北海道で特急スーパー北斗を使った場合、片道9千円近くの運賃で3時間半ほど電車に揺られることになる(片道だけで!)。
遠方のファンがわざわざプロレス観戦するためだけに札幌まで乗り込んでくるのは大変なことなのだ。土日や祝日ならばまだしも、平日に札幌まで出てくるのはかなりキツい。
いかに「北の聖地」と呼ばれる札幌であっても、遠方からのファンの動員が減ることを前提とした平日に、それも連戦をおこなうのはかなりのリスクを伴うものなのだ。

“海の日”の3連休に新日本プロレスは14日(土)倶知安、15日(日)八雲、16日(月・祝)函館で大会を開催しているのだが、逆に札幌からプロレス観戦と道南観光を兼ねて出かけるというパターンはじゅうぶんに考えられることだ。
札幌開催のビッグマッチになかなか出かけられない遠方のファンにとっても、この上なく嬉しい開催だったことは容易に想像がつく。

このパターンが毎年となると、札幌でのビッグマッチ開催を楽しみにしているファンにはガッカリなことになってしまうだろうから、去年と今年のような大会スケジュールを隔年で開催するのはどうでしょう? もちろん一番いいのは土日や祝日に札幌でビッグマッチ、翌週の土日に地方大会というパターンなんだが…。

誤解のないように書いておくけど他の団体が悪いんじゃなくて、これが出来る新日本が一歩先を行ってるように思うんだよ。インディー団体を引き合いに出したのに他意はありませんよ。



さて試合。
まず触れておくべきは札幌初上陸の“レインメーカー”オカダ・カズチカ。

やっぱりスゴかった!

まず入場の際に起こった大歓声で、多くの観客が彼の登場を待ちわびていたのがよくわかりました。
一昔前の日本のプロレスでは、こういう大プッシュを受けて瞬く間にトップグループ入りした選手に対しては、ファンの間にもかなりのアレルギー反応があったと思う。それによって当の本人も萎縮する部分があったり…。古くは谷津嘉章、“スペースローンウルフ”時代の武藤敬司もそうだった。
しかしレインメーカーの場合はファンも大歓迎で迎え入れ、オカダ・カズチカも堂々たる存在感を示していた。時代は変わるもんだ。
試合は6人タッグ、中邑真輔&オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIvs後藤洋央紀&カール・アンダーソン&タマ・トンガ。

オカダのいいところはまずコーナーで控えているときに見られた。チームメイトがリング内で闘っている最中も常にリング内をうかがって、あるときはトップロープの上から身を乗り出すように、またあるときはロープの間から片足だけリングに差し込んで「いつでもカットにいけるぞ!」という雰囲気を発散させていた。
プロレスファンであれば「当然だろう?」と思われる仕草だが、その当たり前がおろそかになっている選手だって少なくない。
フィニッシュとなったレインメーカーもパーフェクトな一発だったし、その前に見せたドロップキックも会場がどよめきに包まれる見事なもので、まさに銭のとれる技だった。

そして棚橋弘至。彼の登場時にもテイセンホールは大きな手拍子で迎え入れました。新日本プロレスを見に来ているお客さんから、絶大なる支持と信頼を受けているのだとあらためて思いましたよ。
棚橋は昨年のMVP受賞が物語っているように、本当に新日本のため、プロレスのために体を張っています。少なくとも新日本のファンには棚橋弘至の献身的なプロレスへの愛が伝わっていて、それに呼応してプロレス会場に足を運んでいるようにさえ感じました。


ところで棚橋とオカダに、ある共通点を見つけました。
それは目。
目線、視線と言ったらいいのでしょうか。
古い話になりますが俳優の杉良太郎さんはその流し目で多くの女性ファンを魅了しました。
棚橋もオカダも入場時にコーナーポストでアピールするのですが、キメポーズを取った後に会場内を見渡しています。その時の視線が、まるで自分と目が合うかのようなものなのです!
男のヨソジでさえ
「あれ? 今オレ、レインメーカーと目があった?!」
なんて思ってしまうのですから女性ファンにはタマラナイものではないでしょうか?
この新しい発見だけでも平日のテイセンホールに足を運んだ甲斐があったと思ってます。


アントニオ猪木を知る棚橋弘至と猪木に触れていないオカダ・カズチカ。
異なるタイプの二人のエースが交錯する今の新日本プロレスはブシロード体制の樹立と相まって、まさに歴史の転換期を目撃してるのではないか? そんな思いを強くした平日の夜更けでありました。









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