ツイッター等でも両国大会の夜あたりからそれを思わせる情報があったので、離脱そのものに驚くことはありませんでした。
今日の本人による会見のもようを週プロモバイル、サムライTV「Sアリーナ」で見聞きした。
どうにもやりきれない。
「選手よりも目立ってしまうようなレフェリーってのは、どうなんだろう?」という点で以前から僕は和田京平というレフェリーはそれほど好きではなかった。けれど、多くの選手やレフェリーや関係者が和田京平レフェリーを尊敬しているということを述べていた。その長きに亘るキャリア、数々の名勝負を裁いてきた実績を考えても、好き嫌いは抜きに敬意を持って見ていました。
でも、今日の会見は残念だった。
言い分があるのはわかる。けれども僕らが知らなくてもいい部分まで明かされて、それがそのまま伝わってしまうことに言いようのない寂しさを覚えた。
京平さんと全日本プロレス。それはたしかに「セット」ではあった。けれども他団体でレフェリングの仕事をする姿があって、それは事実上「幻想」に近いものとなっていた。
京平さんと武藤敬司。両者の間の感情的な部分を、遠くから見ている僕らがすべて理解するのは不可能だ。
会見で語られたことをプロレスマスコミがすべて伝えなければならないものなのか? 知らなくてもよかった情報まで知らされることはファンにとってありがたいことなのだろうか?
そうは言ってもマスコミが伝えなくてもネット等で様々な形で情報は流れたかもしれない。
憶測ばかりが蔓延して事実が歪曲されるのを避けるための会見だったかもしれない。
それでも僕は「見なければ良かった…」という気持ちになってしまった。
負のイメージを背負ってしまった全日本プロレス。でも僕は、全日本プロレスを応援する立場に変わりはありません。