勝海舟
男児世に処する、ただ誠心誠意をもって現在に応ずるだけのこと。
あてにもならない後世の歴史が、狂と言おうが、賊と言おうが、そんな事は構うものか。
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信念を持ち、物事の本質が理解できて
初めてできる発言だと思う。
第一節は、
海舟の信念を本心で言っていると思う。
第二節は
投げやりとも読み取れるが
海舟の人生経験からきた言葉と読み取れる。
→信念を以って世の中のために全力を尽くしたとしても
→周囲から賛同が得られるとは限らないということを
→海舟の経験から、
→言っているように読み取れる。
だからといって、
与えられた仕事を
不真面目に手抜きして
よい訳がな無いと!
兎に角、与えられた仕事は
真面目に取り組むことで
その本質は自ずと見えてくる。
手抜きをした仕事から
得られることは何も無いからだ。
→仕事はやりたいことができるとは限らない。
→会社は選べても仕事は選べないのが殆どである。
→それが、サラリーマンという職業です。
→意図しない仕事が廻ってきたとしても
→とりあえず、手を抜かずにやってやってみる事です。
→経験することが重要なのです。
→他人が真似できないぐらい努力したら
→見えないものが色々と見えてくるものです。
また、本質を見極め、
自分が正しいと思ったことを
貫き通してみて、
例え失敗したとしても
信念を貫き通すことが重要なのだと!
それを他人から批判されたとしても
恐らく、自分の信念を理解しているのは
自分自身以外に存在することは
先ず無いので。
→勝海舟の場合は、
→西郷隆盛や坂本龍馬などが
→理解者だったのだろうと理解できる。
→何れも、独自の信念を持ち
→新しい日本を築こうとした
→歴史に名を残した人達である。
人は弱い生き物なので
周囲の目を気にして
信念を曲げて周りに合わせてしまうことがある。
それが良い場合もあるが
後々、後悔することもある。
後々後悔するのは、既に
自分でその本質が見えていた場合であろう!
→見えないものが見えた時に孤立することがある。
→何故ならば他人に見えないものが
→見えてしまうからだ。
→孤独に耐えるには、強い精神力が必要だ!
海舟は本質というものは不変なので
分かる人間には分かってもらえるし
分からない人間には一生分かってもらえない
ということも述べているように思える。
理解してもらえない大半の人を相手に
信念を曲げて人生を無駄にすることこそ
一回しか無い人生の最大の損失になると
海舟は思っていたのではないだろうか?
個人的にも今までの経験から
人生とはそういうものなのだろうと
思うようになってきた・・・
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人というものは
自己中心に考えることが多く
客観的に物事を捉えることが
出来ないことが多い。
歴史上の人物は
物事を客観的に捉えて
各々の信念に基づき行動してきたと思う!