大相撲夏場所が面白くなってきた | アジアの季節風

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 先場所優勝した尊富士と3役に復帰した朝乃山が初日から休場し、2日目からは横綱照ノ富士、大関貴景勝が休場した。

 

 またそうこうしている内に高安や大関霧島、関脇若元春までもが休場という事になり、もう一体どうなっとるんじゃ!、という感じの大相撲夏場所。

 

 という事で今場所は面白くないかな?、と私としてはあまり期待してなかったが、いざ始まってみるとそれなりに面白い。

 

 その一番の原因は何と言っても宇良の活躍だろう。初日から6連勝で一時は何と単独トップに躍り出た。もしかしたら優勝もあり得る?、とまで思わせてくれた。

 

 しかしさすがそこまで望むのは無理か。一昨日、昨日と2連敗したが、まだ2敗しかしてない訳だから可能性としては充分ある。

 

 次に面白くさせてくれているのが大の里だろう。今場所朝乃山と伴に小結に昇進した訳だが、小結という難しい地位でありながら、昨日まで7勝1敗と好調だ。

 

 この力士は体にも恵まれていて、無限の可能性を感じさせてくれる力士なので今後が非常に楽しみだ。

 

 体に恵まれていると言えば大関の琴櫻も、不振の横綱大関陣の中で唯一そこそこ頑張ってくれている。彼には久々に日本人横綱への期待がかかる。

 

 また湘南の海も今場所は元気そうだ。先場所は何故か元気がなかったが、今場所は本来の力を発揮してくれそうである。

 

 その他平幕に堕ちた実力者の大栄翔も、今場所は元気そうだし、御嶽海も久しぶりに実力を出している。

 

 そして幕尻まで落ちてしまった宝富士がまだ1敗で頑張っているので、この人も忘れてはいけない力士だ。

 

 と言う事でこれからいよいよ後半戦に入るので、優勝争いも厳しくなってくる。非常に楽しみだ。